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- / ISBN・EAN: 4907953020900
感想・レビュー・書評
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江國さん小説の映画よりは、雰囲気を大事にしてる感がありよいが(特に冒頭の指を切るシーンとかは良い)、やっぱり残念な感じに仕上がっている。
セックスすればいいってもんじゃないんだよ!って言いたい。こういう小説をそのまま映画で吐き出せる人いないのか。 -
驚くほど原作通りのストーリー展開
なのにちゃんとフランス映画の雰囲気に作られていて、よく日本の小説がここまでフランスの雰囲気に合うなあというかんじ。
これを日本で映画化したらきっとクソサブカル映画になるんだろうなあと思った。 -
原作は小川洋子さん。主人公の女性が、かわいらしくも色っぽい。フレンチロリータ。かのじょの身につけている洋服が始終素敵だった。女性の内面に潜む少女の面が魅力的。映像もきれいだし、挿入歌のウィスパーボイスで歌われている楽曲が気になりました。彼女と生活パターンの違うルームメイトであり、必然的に彼女と顔を合わせることのない男性が、ひっそりと彼女のワンピースを鼻先に近づけるシーンにどきどきしました。この男性がかっこよくてセクシーでした。
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どうにもこうにも、好きだ。
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女の意地を突き詰めることは美しいことだとする、女性にとっては楽しくて男性にとっては恐ろしい映画。極めて美しい女性が全裸でセックスしたり性的暗喩と戯れ続ける。
女性が自分をもっとも崇高な存在に感じるのは永遠の美を手にしたとき。そのためならば愛がなくても男性に服従するのは簡単なこと。服従する形で男性を支配するのが美を永遠のものにすること、薬指を標本にすることなのだと思う。
そんな大切な薬指を失った喪失感を抱えた女性が主人公。オブラードを剥がすと結婚しか頭にない痛々しい不幸な女で、実質的に他の女性との比較は絶対的な罪だと断罪して空恐ろしいのだが、そう感じさせないよう徹底して美しく描写されている。男を奴隷化する手練手管が事細かに解説していると観れる。
さながらアヴェドンの人物写真がありのままの個性を崇高な美に高めるように、女性美の『絶対の探求』が映画にされたと思う。工業地帯から売春街までをも女性の虚栄心を満たす空間に変貌させたアニエス・ベーの衣装を着て、恐れるものが何もない現代消費文明の女神が闊歩している。 -
炭酸飲料工場で働いていたイリスは作業中 薬指の先を切り落としてしまう。
仕事を辞め、港町へ来たイリスは夜働く船員とホテルの部屋をルームシェアして暮らすようになる。
イリスは標本製作ラボの受付の職につき、標本作成技師と働くようになる。
ラボには顧客が様々な物を標本として保管してほしいと依頼してくるのだった。
「博士の愛した数式」小川洋子さんの小説を映画化したフランス映画。
日本の小説ですが、フランス映画の雰囲気にピッタリです。
最後のシーン、やはり主人公は・・・。
靴が一緒じゃない意味は何だろう!? -
オルガ・キュリレンコがとにかく色っぽくあどけなかった