シュガー&スパイス 風味絶佳 [DVD]

監督 : 中江功 
出演 : 柳楽優弥  沢尻エリカ  大泉洋  チェン・ボーリン  木村了  濱田岳  岩佐真悠子 
  • フジテレビ
3.14
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  • (23)
本棚登録 : 750
感想 : 154
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988632501736

感想・レビュー・書評

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  • 映画館で観ました。
    柳楽優弥も沢尻エリカも、映画向きの俳優さんたちだと思います。テレビでは捕らえられない、なんとも言えない香りというか煙のようなオーラが、映画だと燻っていて、人間らしいのにどこか非現実的な雰囲気が良く出ていると思います。
    内容は、山田詠美節が炸裂(特に、夏木マリの役に)していますが、柳楽優弥が美しいです。沢尻エリカの、天真爛漫そうに見えて暗そうなところとか、楽しそうにみえて将来への不安を感じさせるところなんかは、さすがねえと思いましたが、やっぱり主役は柳楽優弥なのではないでしょうか。カメラは引いた状態で、自転車でこちらに向かってくるときの、なんともいえない一生懸命さ。顔が見えないのに、表情ははっきりと分からないのに、胸がきゅっとされるような。そして、フェンスをバックに泣きじゃくる彼は、演技には「言葉」意外でもこんなにも雄弁にコミュニケーションをとれるのか、と感動しつつも彼の演技に同情していました。
    大人のためのラブストーリー、ではないですが、でも演者のパフォーマンスは、大人でも充分に楽しめるものだと思います。


  • 純粋で素直な少年やから。失恋しちゃうと死ぬほどツライ想いをしてしまう。
    叫びながらチャリで全力疾走する場面は胸が痛かった。
    濱田岳の悔し泣きもグッときた。
    どのシーンの沢尻エリカもDiorファッションで可愛かった。
    ファンキーなグランマを観る価値あり。

    2007年10月08日 

  • 青春ドラマが、はやっているらしい。
    『世界の中心で』が、そのブームを引き起こした。
    青春の時期の 甘酸っぱい 
    想い出とは一体どんなものだったのだろう。
    高校生を対象にして カテゴライズされるのかもしれない。
    大人も見ることができる作品を作るのは 難しいのだろう。
    山田詠美の作品なので(先入観的に)期待が持てない。
    志郎(柳楽優弥)は、高校を卒業して
    ガソリンスタンドにアルバイトで勤める。
    ボーっとした感じの中に初々しさがあり、好感が持てる。
    そこに 沢尻エリカが、アルバイトを始める。
    沢尻エリカは 志郎の優しさに惹かれ つきあい。
    志郎は 自分の中にある不思議な感情に気がつく。
    沢尻エリカには 元カレがいた。
    元カレに別れをつけ、志郎に向かおうとするが、
    その間に 揺れ動く 沢尻エリカの心。
    沢尻エリカは 何を基準に恋人を選ぶのか?

    夏木マリが 飛んでるおばあちゃん役で、
    スパイスの役割を果たす。
    夏木マリは 
    『ガソリンスタンドではなく ガスステーションといえ』
    といって、ガソリンスタンドでの仕事を支援してくれる。
    夏木マリは 志郎の味方でもあった。
    夏木マリにも 忘れられないものがあった。
    夏木マリはいう『優しいだけじゃ駄目なのよ』と。
    青春ドラマを ここまで単純化して、
    作り出すのは 技量があるかもしれない。
    物語を作ったという技量を評価しようか。

  • 中江功監督、水橋文美江脚本、山田詠美原作(「風味絶佳」)、2006年作。柳楽優弥、沢尻エリカ、夏木マリ、大泉洋、高岡蒼甫出演。

    <あらすじ/ネタバレ>
    大学に行かずとりあえずガススタで働くことに決めた志郎(柳楽)は、バイトできた乃里子(沢尻)と恋仲になり、2人は同棲する約束をするが、乃里子の元彼の矢野(高岡)がヨリを戻し、志郎は捨てられる話。その騒動のなかで、志郎の祖母であるグランマ(夏木)の含蓄あるメッセージが見どころ。「滋養豊富、風味絶佳」の森永ミルクキャラメルがグランマを象徴するものとして描かれている。

    <コメント>
    シュガー&スパイス。志郎のただ甘いだけの愛情表現は、楽だけど女からすると退屈なんだろうね。
    でもそれに身を以て気づくのに、志郎はあといくつかのステップが必要。まず、100%惚れてはダメで惚れてない20%の余裕が魅力を作る(それがスパイス)。現実には2人のしあわせのために恋は駆け引き必須だが、これは実地訓練が必要。
    乃里子のような女にぼくが惚れることはないが、尚樹(濱田岳)にしても志郎にしても、高校卒業のわりにおぼこい。でも、20代までは男のほうがガキだからなあ。
    グランマの乗る赤い車は、初代シボレーカマロSSコンバーチブル(1967~69年)。ebayオークションで4万ドルで買えるようだ。日本での乗り出し費用込みで約500万円だから意外と安い。ちなみに映画では電動オープナー仕様だが、これは後付けしたもの。

    <発言集>
    本作、山田詠美原作だからか、レビューでもいくつか指摘のあるとおり、深みのあるセリフが多い。
    そこでぼくなりに気に入ったセリフを映画から順を追って抜き出しておく。

    ・矢野と別れた乃里子を前に、ファミレスで沙絵(サエコ。ダルビッシュの元妻)が彼氏を紹介しながら。
    「女は自分だけって思ってくれる人が一番。この人なんか筋肉以外なんもとりえがないところを、誠実っていう一言で補っているの」

    ・志郎に思いを寄せ始めた乃里子にバーでグランマ。
    「一日に一度、寂しいって思うことは人を愛するコツだろ。寂しいときは、手先を動かしているのが一番だ」

    ・グランマと乃里子のガールズトークを聞いた山下がアパートの自室で。
    「なぜ女というものは、自分の恋愛の進行状況を他人に話したがるのだろう。それがガールズトークなんだろうか」

    ・漫才を見ていた幼少の志郎にグランマ。
    「(いやよいやよも好きのうちなんて)男の思い込みだね。ノーミーンズ。イエスなんてナイナイ」

    ・雨に打たれた乃里子が志郎のアパートで。
    「イヤっていうのは、いいってことだよ。たった1人にだけ、イヤといいは同じ意味になるんだよ」

    ・高岡とヨリを戻しかけた乃里子がバーでグランマに山中湖からのゴールデン富士にかけた願いを思いながら。
    「あのときに見たあの景色、忘れようとしてたから(グランマに)言えなかった。本当は今でも覚えてる。…忘れたいのにそれができない自分が悔しくて。情けないだけ。大丈夫。きっとクリスマスまでには…」

    ・乃里子が別れを告げて立ち去った後、バーに来た志郎にグランマ。
    「覚えときなさい。いつか本当の恋をしたときのために。むかしからいわれてることだけど女の子はシュガー&スパイス。優しいだけじゃダメなんだよ。タフとやさしさの配分を知らない男は女に捨てられるのであーる!」

  • のりがないが沢尻エリカなので観てしまった。

  • 沢尻エリカがかわいい。ダイヤモンド富士を見に行った、

  • やっぱり沢尻エリカは、
    演技できないんだなぁと感じる作品。

    色々悪くないのに、
    このB級さの犯人を沢尻エリカにしてしまう。。。

    救いは、柳楽優弥。
    甘さを求めたら、いけない映画だな。

  • 恋愛は甘くて刺激的。

    主人公たちがフレッシュでセクシーでいいね。

  • シュガー&スパイスか。グランマに追いつく日がいつかくるのかな。シンプルだけど染み入る言葉がいっぱい。

  • たどたどしい恋愛……
    あんまりグチャグチャしてなくて個人的には好きでした。

    黄色い箱が目印、両サイドに「滋養豊富」「風味絶佳」の書かれた森永のミルクキャラメルが食べたくなります。

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