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- / ISBN・EAN: 4988103601491
感想・レビュー・書評
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見て損はない
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生野慈朗監督、安倍照雄脚本、2006年作。山田孝之、玉山鉄二、沢尻エリカ、尾上寛之、吹石一恵、風間杜夫出演。
<あらすじ(ネタバレ)>
武島 直貴(山田)は、直貴の大学進学資金のために兄の剛志(玉山)が犯した強盗殺人の罪のせいで、寺尾(尾上)と組んだ漫才師デビュー、朝美(吹石)との交際、就職のそれぞれで差別を受ける。旧知の由実子(沢尻)と結婚後もママ友から差別され、月1で続けてきた手紙のやり取り(終盤は気を利かせた由実子が勝手にやっていた)をやめることを兄に伝える。手紙を書くことが贖罪にならないことに気づいた剛志は、続けてきた被害者への謝罪の手紙もやめる。
寺尾からの提案で、兄が収監されている千葉刑務所で行われる漫才の慰問に行った直貴は、ステージからそれとなしに兄への思いを告げ、剛志はそれに合掌しながら嗚咽、小田和正の歌とともに幕。
<コメント>
•手紙が贖罪にならない。かえって犯行当時の感情を釘付けにするだけという映画。そうはいっても、手紙を書くことしか囚人にはできない。
形に残らない改悛の情ってなんだろうね。手紙を書くことは結局自分のためなのだろう。
•引っかかったのは、被害者ともみ合ったときに、花ばさみが腹に刺さったくらいで死んでしまうのかということ。しかもはずみで刺して、死ぬとは思えない。これはストーリーの根幹に影響している。剛志のほぼ善良な性格と罪の重さがマッチしないのは、この点の不自然さに由来するから。
•娘さんを砂場で遊ばせるシーンで、沢尻さんが体育座りしているときの骨盤の感じがとてもセクシー。
•関係ないが、このブクログは自分用の備忘に書いているのだけど、この「手紙」は2度目である。ブクログ利用前に観ていたようだ。 -
本編よりも漫才のクオリティの低さがどうしても気になってしまいました(笑)
犯罪者の家族は何もしていないのに世間から差別される。
この問題を真っ正面から考えさせられる映画だと思います。
なぜ犯罪者の家族が自殺するのかよく分かります。
こんなに非難中傷されれば生きるのが辛くなっても仕方ありません。
かと言って、近くに犯罪者の家族が住んでいたら…非難することはなくてもなるべく関わり合いたくないと思うでしょう。
結局のところどう生きて行けばいいのかの結論には達しませんが、誰も知らない遠くへ行くことよりも自分の置かれている状況で生きなければいけないという言葉が強く心に残りました。
嫌なことがあっても逃げ出さず、解決への道を見つけていくことが大事なのだと教えてくれる映画です。
ぜひ原作も読みたいと思いました。 -
原作読んだ方がいい。なんか色々臭い。「言葉にできない」が流れた時はこれはないだろ、と思った
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原作の、「犯罪者の家族に対する世間の差別も含めて罰なのだ」という主張に共感できないので、肯定的に見れない。あまりにも辛すぎる。ラストで救いがあると云えばあるけど、そうなのか?ほんとにそうなのか???
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最後は◎。ただそれだけ。