ハケンの品格 DVD-BOX

出演 : 篠原涼子.加藤あい.小泉孝太郎.大泉洋 
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988021129886

感想・レビュー・書評

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  • 【見どころ】
    春子の恐るべき資格の数々

    【あらすじ】
    大手食品会社の新規にできたマーケティング部に新人派遣美雪とスーパー有能特A派遣春子(時給3,000円以上)がやってきた。前者は全く使い物にならず溶け込もうとがんばるが全て裏目に。後者は契約外のことは全くしないが、契約内のことであれば幅広すぎる人脈とスキルを生かして自給分は確実に働く。2人を中心にマーケティング部がのし上がる話。

    【以下ネタばれあらすじ】
    春子は過去リストラに2回遭遇、社への情が裏切られ傷つくことを避けるために派遣を選択。一方、派遣を敵視する企画部主任は社を愛するが故、恩人社員のリストラの補充に使えない(社を愛さない)派遣が来ることに我慢がならないが春子の実力は認めている。しかしそんな社を優先する気持ちが友人を裏切ることになり、自責の念から左遷を受け入れる。春子は契約終了後、海外放浪の末、地方会社にいる主任の元へ雇用契約を結びに行く。

    春子カッコイイー!
    住んでいる部屋も退廃的ミニマムで羨ましい。
    大泉洋が魅力的な作品ですが、意外と小泉孝太郎も良かった。

    あまりの面白さにDVD一気見したのですが、連続10話はさすがに私は何をやっているのだろう感に包まれました。

    ※2006年3月-2011年1月までやってたブログより転載

  • 当時派遣をしていて、派遣黎明期から派遣をしていた意識の高いスタッフと
    時給の高いバイトやパートとしか認識していない意識もスキルも低いスタッフとがいて
    その最中で色々と思うことがあったので、大前さんには励まされたし
    面接をしてはいけないのに、多くの会社が面談だの会社見学だのの名目で
    面接をしている現状、
    平気で他部署の仕事を振ってくる社員
    しかも適当で良いと言っておきながら使い物にならないと言ってくるなど
    社員とのやりとりや派遣会社の対応を見ていて非常に共感した。

    派遣は時給で働いているのに、数時間分の会費を払わされた上
    拘束時間が伸びるなど本当に最悪で、飲み会に残業代を払えと本当に思っていた。

    派遣に派遣の面倒見させるのは社員としてのプライドや自覚がなさすぎるし、
    経費削減の為に派遣を雇っているはずなのに残業をさせる、
    しかも残業=仕事をしているという考えの人間は結構いたので
    無能だと切り捨てる大前さんは爽快だった。

    お茶を淹れるのを、手が空いているから、ならともかく
    女だから、派遣だからという理由で頼んでくる社員には本当に呆れるが
    結構こういう人は普通にいて、大泉さんが演じる
    悪い人じゃないがムカつく社員である東海林さんも、よくいるこういう人
    と思わされた。

    シビアなところをつきつつ適度にお遊びも入れて軽く見せてくれてとても面白いドラマだった。

    派遣=日雇い→可哀想→無くすべき という正規雇用こそ正義
    というマスコミ主導の流れは非常に不愉快だが
    プライドも能力も無い派遣も増えていて難しいところで
    働く人がみんな大前さんのように自分の能力を磨きプライドを持って働いてくれれば良いのだがと思う。

  • ドラマとしても働き方をとおしても面白い作品でした。

  • 正社員と非正社員という構造がいつの間にかできた。
    会社の経費を圧縮するために・・・
    『人材派遣』というシステムができ・・・
    ドラマの説明では・・・派遣社員が300万人いるという。

    会社は 正社員 派遣社員 アルバイトの3重構造となる。


    大前春子(篠原涼子)が主人公。
    多彩な才能とたくさんの資格をもっており、
    仕事のスペシャリスト・・・という設定。
    (だけどこれだけの資格を取るのに大変でしょうね。
    オールラウンドプレーヤー・・・という感じ。
    お時給が、3000円といううわさ。

    春子(篠原涼子)の採用条件は
    「契約期間3ヶ月、一切延長なし、休日出勤、残業も一切しない」
    というもの・・・。
    この割り切り方が・・・いいというべきか。
    日本風のダラダラした仕事に対して、挑戦しているというべきか。

    東海林(大泉洋)の役回りが・・・代表的な中間管理職。
    という設定・・・サラリーマンの悲哀を一番感じている部分。
    それが、結局 弱いところに感情をぶつけることになる。
    新たに設置されたマケーティング課主任 里中(小泉孝太郎)の元で
    大前春子は働く・・

    大前春子の『それが何か?』というのが
    ぶっきらぼうで、愛想がない。

    ハケンの本音を代弁するカタチで、春子が言う
    という筋書きなのだが・・・
    ハケンが、仕事として評価されるということ
    に重きを置かれている。
    この春子で、溜飲を下げる人たちがいて、
    応援するというのは・・・怖いような気もする。

    仕事とは何か?
    ということを考えさせる上でいい素材。

    題名のつけ方が 絶妙だ。
    今の流行に乗っている。
    内容的には『ハケンの主張』ということかな。
    そのことで、ハケンが社会的な指定席を確保した。

    痛みがわかるようで、わからない 不思議な作品だった。
    現代の喜劇としてみると・・・
    悲劇の度合いがよくわかるというものだ。

    再び見た。

    篠原涼子(大前春子)のキャラクターつくりが
    よくできている。異邦人というか 宇宙人。

    ヒトには協調性がない。
    契約期間は3ケ月とする。
    様々な資格を取り スキルが高い。
    勤務時間内に 仕事をやり遂げる。
    厳しい言葉を吐きながら、結果としては上司をたてる。
    ハケンで培った人脈を時には活用する。

    大前春子のキャラクターを浮き彫りにして
    ハケン社員の問題を 突っ込んでいく。
    正社員の中では ハケン社員をヒトと思わない風潮がある。
    もしくは、ハケン社員が批判することを好まない。
    身分の差。格差の拡大。

    ここでの問題の設定は 営業部のなかでの
    問題提起であり、会社全体を巻き込まない。

    会長が ハケンは増やすべきか?
    という質問に 答えることはできない。
    全部 ハケンの会社というのもおもしろいかもしれない。
    ハケンと正社員と 心を一つにして仕事をする。

    働くことは 生活することである。
    という、きれいな言葉で まとめあげる。

    2007年に 篠原涼子主演の ハケンの品格が放映された。
    その後 派遣に関する問題が起こった。
    ハケンの品格 2 が 視聴率の好調さから、作られる予定であったが、ハケンきり問題がおこり 頓挫した。

  • 制作年:2006年
    監 督:南雲聖一
    主 演:篠原涼子、加藤あい、小泉孝太郎、大泉洋
    時 間:全10話
    音 声:日:ドルビーステレオ


    派遣社員として特Aランクの評価を受ける大前春子が3カ月契約で、丸ノ内にある食品会社「S&F」の営業事業部マーケティング課に雇われる。
    社内の人間関係に追われつつも、与えられたノルマを淡々とこなし、相手構わず言いたいことを言う。
    契約した事以外はしないため、配属部署以外の部署の業務の手伝いなどは一切せず、たとえ役職者であっても直属の上司でなければ命令には従わない。
    休日出勤もしない。
    残業も一切しない。
    そんな彼女に周囲は振り回されつつも、徐々に認め始める。

  • 篠原涼子のキャラがたってて面白かった!安定の大泉洋の天パいじりも笑ったし。それにしても時給3000円のハケンとか実在するのかが気になるー。
    まあ、話自体は一回みたらいいかなって感じだった。

  • 仕事頑張ろうって思った。

  • 「働くことは生きること」

    大前春子のキャラクターが強烈でおもしろい。彼女を中心に企業における派遣の役割と当時の状況を描いている。今となっては派遣として生きていくことはさらに厳しくなっているし、大前春子のようになれる人、なりたい人は少ないと思うけれど、ドラマとしてはとても面白いとおもった。
    篠原涼子も加藤あいも好き◎

  • これは面白い。
    内容としてはふざけてるところがあるんだけど、それはそれで気持ちよくなるほど。
    一生懸命仕事をする姿を見て、がんばろうと思えるようになる。

  • できる女になりたいとおもえる話。ひたすら加藤あいがいらいらする笑

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