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- / ISBN・EAN: 4988111283894
感想・レビュー・書評
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なるほど・・・・この作品は ある程度 表現しようと
していることが わかるようだった。
でも 着地点をどこにおいていいのか
そのことは 監督さえわかっていないようだ。
ヒトが死ねば 霊魂が出る。
霊魂の存在する場所が 限度があり、霊魂だらけになる。
そして ネット空間の中にも居場所をみつけ・・・・
ネットから あふれ出ることになる。
ヒトは ネットを通じて 霊魂に脅かされ・・・
逃げるしかない・・・・ということらしい。
霊魂 幽霊 ネットを うまく組み合わせたところは
評価できるのだろう。
ネットにつながる 不特定多数に 影響を及ぼす。
麻生久美子は 観葉植物の会社に働いていた・・・
結構おしゃれな 観葉植物屋である。
同僚の田口の 締め切りが迫っている原稿を心配して
家に行くが・・・・フロッピーを渡されて・・・・
その間に 首吊り自殺をしてしまう・・・・。
ショックが大きいが・・・・
同僚の矢部
社長
順子
そして 両親・・・・
と次々に 影を残して いなくなってしまう。
経済学部の加藤晴彦が 自宅でネットに接続しようとして
ソフトウエアーをインストールして 接続すると
ユーレイの世界に接続できた・・・・
そのことが よくわからないので
パソコンに詳しい ヒトに質問したら
春江(小雪)が 関心を持ち 操作の仕方を教えてくれて
接続できるようになった。
それから 小雪は 積極的に 接続するが・・・
『ネットはつながっていない点よ』 と小雪は加藤晴彦に言うが
ネットから 霊魂は忍び寄るのだ・・・
小雪はいう
幽霊は死ぬことで生まれる。
幽霊はヒトを殺さない。
幽霊がただ増えるだけ・・・。
小雪の周りからも 誰もいなくなるのだった・・・
小雪は こわがり 加藤晴彦に 助けを求めるが・・・
麻生久美子と加藤晴彦はであい・・・・
海に逃げ延びて 船長(役所広司)にであう・・・・ -
映画を映画たらしめる強靭なショットの積み重ねに相も変わらず度肝を抜かれる。ラストの黒沢らしい終末的風景は必見。役所広司、菅田俊といった監督お馴染みの配役も見逃せない。
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再見したら分かったのは、青年期の自我確立にまつわる葛藤を描いた青春映画だったんだということ。
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(2001年作品)