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- / ISBN・EAN: 4547462042842
感想・レビュー・書評
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最高。気高き意思があり。ジレンマがあり。悲しみがあり。無力感があり。人は愚かだが美しくもある。すべてが一つに詰まった名作。
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面白かったし、価値観が揺さぶられるいい映画だった!
次は本当にメモ
価値観、美学、ルール、成し遂げる、神の視点、何がよいのか、愚か、戦争、誇り、人間らしく生きる、こだわることで見えるもの、こだわりを捨てるということ -
日本軍の捕虜収容所における、泰緬鉄道のための橋の建設を巡る英軍将校ニコルソン大佐の戦い。
彼は、日本軍の計画よりも素晴らしい橋を、英軍捕虜の規律と尊厳を守りながら完成させることで、英軍捕虜の尊厳を勝ち取ろうとする。
武士道主義の収容所長、斎藤大佐との対決を経て、日英の協働により橋はようやく完成し、ニコルソン大佐と斎藤大佐は、橋の上で美しい景色を眺めていた。日英双方の友好的な雰囲気の中、英軍捕虜がこの橋を建設した旨の看板が橋に打ち付けられたが、彼らには戦争の無情な結末が待ち受けていた。
最後に、無残な光景の真ん中で、全てを目撃した軍医が「狂っている、狂っている」と呟くのが印象的。
登場人物たちのそれぞれ多様な信念が、ときに何かを創り上げ、ときにそれらを破壊する。それが人間の素晴らしさでもあり、愚かさでもある。
あんなにがんばって、あんなに歩み寄れたのに、同じ橋の上で同じ景色を観て、同じ喜びを感じることもできたのに、それらは戦争においては無残に、あっけなく崩れ去る。それぞれがそれぞれの信念に基づき責務を果たした結果として。だから戦争は、狂っている。 -
すごい映画です。
目的と目標の不安定さを見事に描いてます。
それは戦争だからなのか、本来そういう性質のものなのかはわからないけれど。 -
ラストが凄すぎる
橋を作るという目標により日英両軍の絆が直接目に見える形ではないが生まれてきて、爆弾発見後に大佐が英軍として本来の役目を思い出し、
「私はなんのために...」というセリフ
、
そして
最後に偶然生き延びた軍医クリプトンが二度つぶやく
「madness.madness」
というセリフが切なすぎる。
これは文句なしに星5つ -
アラビアのロレンスといいこの作品といい、「・・・映画館で見なきゃ」っていう感じ。