ツォツィ プレミアム・エディション(2枚組) [DVD]

監督 : ギャヴィン・フッド 
出演 : プレスリー・チュエニヤハエ.テリー・ベート 
  • Happinet(SB)(D)
3.52
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感想 : 43
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953023079

感想・レビュー・書評

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  • こんなに映画音楽がカッコイイと思ったのはこれ以外にない!
    南アフリカのスラムを舞台にした作品。ストーリーもメッセージ性があって俺は好きです。

  • 愛が欲しい。
    愛が欲しい。
    愛が欲しい。


    何一つ語らないのに、そんな叫びが聞こえてくる。
    間の取り方が絶妙。

    生い立ちに少々の粗さを感じるものの、名作。

  • どんなに荒んでいても、人は人であると、性善説を感じさせられる。

  • ものすごく性善論を全面にだした話。ここまで堂々と人の明るい一面に光をあてた作品には良い意味でもう何も意見することはない。良作。

  • これはずるい映画。
    南アフリカのスラムを現地の人間が描いたら、そりゃ強い印象が残るに決まっている。
    見たことないもの。
    でもそこは監督の技量なのだろうか、演出やカメラワークに洗練されたものがあり、それだけでもなかなかの見どころがあったように思う。
    ただ賛否あるはず。
    あれだけ荒んでいるのならば赤ん坊なんて見捨てるだろう。
    物語として成立すらしないのではないのだろうか。
    生を見つめ直すきっかけが少し弱いような気がした。
    そして生を問うた末に自殺して欲しかった(笑)。
    まあでもいい映画だと思う。
    アカデミー外国語映画賞だそうです。

  • 2つの結末と3つの選択。私の頭の中はどれも当てはまらなかった。
    もしかしたら幸せボケしてるのかも・・・。
    いまだにこのアフリカの世界と生活を外から見ている私がいる。

  • 2月14日鑑賞。南アフリカ・ヨハネスブルグ、殺人・窃盗など平然とこなすギャング団のリーダー・ツォツィが、盗んだ車の中に赤ん坊を発見し、それをあやすうちにやがて・・・という、お話的にはよくある筋立てだが描かれる南アフリカの貧困・貧富の格差が物語を奥深いものにしている。愛を知らずに育った人間は他人に愛を与える人間に離れない・という絶望と、それでも愛を知ることで人は生まれ変われるのだ・という希望という二つの相反する感情を、ラストでツォツィが流す涙に思った。DVDには特典として異なる二つのバージョンのエンディングが収められているが、どちらも感傷的でイマイチ。最終版がやはり一番いいわな。

  • 貧富の差に驚いた。少年が変化していく様が伝わってきた。

  • 人間社会において善悪の基準なんて曖昧だと思うけど、やはり現在のアフリカの現状を踏まえたうえで言ってみると、善悪と価値観の差異、自分の住む日本との差異は相当ある。

    アフリカの不良、不良といっても人は殺すし誘拐も平気でする。

    でも赤ちゃんに対する愛情はある。

    う〜んなんか違和感が残る・・・

    人は色んなトラウマが行動に影響するんですよね。


    そんなことはどうでも良いですね。


    良い映画だと思う。

    煽動力、影響力、へのきっかけになる作品かもしれない。

  • ヨハネスブルグ。治安の悪さは世界的にも有名である。
    貧富の差。加えて、エイズ蔓延による絶望感、アパルトヘイト時代の不満の反動、武器が簡単に入手できる環境であることから、実に簡単に殺害行為が引き起こされるようになってしまっている。

    この映画を観て、スタンフォード監獄実験を思い出しました。
    実験結果は
    「元々の性格とは関係なく、環境により人格に変化が現れる。」
    「狭い空間で常に一緒にいると、次第に理性の歯止めが利かなくなり、暴走してしまう。 」
    ということが証明された。

    主人公のツォツィは、あのような環境で生きてきた。いや、生き抜いてきた。
    生きるために獣になった。
    生きていくために封じこめなければならなかった感情、それが小さな命の存在により、その封印が解かれることになる。
    愛するものであったり、守ならなければならない存在がいるだけで人は変われる。

    ラストシーンのツォツィの涙。
    彼はやっと人間に戻れました。

    魂の叫びの代弁である曲と共に私の心を揺さぶり続けました。
    この映画で流した熱い涙を忘れることはないでしょう。

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