蜘蛛巣城<普及版> [DVD]

監督 : 黒澤明 
出演 : 三船敏郎  山田五十鈴  千秋実  志村喬 
  • 東宝
3.71
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感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104044631

感想・レビュー・書評

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  • マクベスを下敷きにした内容が日本の能とコラボすることで幻想的な雰囲気を出していた。人間の欲深さが身を滅ぼすことになるという教訓がリアリティを持って感じられた。

  • 奥方がもののけみたいでこわかった…

  • シェークスピアのマクベスをそっくりそのまま時代劇に。
    黒澤は特撮の黒澤でもあったんだなぁ。
    森が動くというのも、まさにマクベスそのもの。
    マクベスの内容を照らしながらの鑑賞になった。

  • 「世界のクロサワ」の魅力を堪能できる作品。全編どこで一時停止しても、美しい構図。出演者の演技力も桁外れ。奇跡のような作品。これがきっかけでシェイクスピアを読み漁った。

    クリスマスに独りで観た。泣いてはいない。

  • やっぱり三船敏郎が好きだ。この人以上にサムライの役が似合う俳優さんはいないと思う。合戦や、何気ない馬のシーンなど、今ではCGで済ませているものが、もちろんすべて実写なので、ものすごい迫力とリアリティがある。ラストの矢のシーン、どうやって撮ったのかな。確か本当に射ってたと聞いたような気がしたけど。。黒澤監督の作品を見るとき、どうしてもカメラワークが気になってしまう。。よくも悪くも現代ではできない大がかりなセットや、モノクロを生かしたスモークの演出に、やっぱりすごいなあと。黒澤作品は見なきゃ駄目だと今更ながらに実感。

  • 「マクベス」の翻案だけあって、かなり「作り物感」の強い世界で、これに入り込むのは容易ではなかったです。三船敏郎の迫力の演技は圧巻ですが。

  • さすが世界のミフネ。

  • 「マクベス」を黒澤流に捻った作品。浅芽を演じる、山田五十鈴の気味悪さと言ったらもう。とりあえず、もっと黒澤映画を観ようと思う。

  • 怖かった…
    これはもう時代劇というよりオカルトだと思いました
    本当の強敵は相手ではなく、己の心の内にあり。
    勇猛な武者の顔だった主人公が、物の怪と奥方の言葉に惑われて、怯えと猜疑心で険しい顔になっていく。そして最期の逃げ惑う様の悲しさはたまらなかったです。
    後半にかけての静けさから、一気に最期の鬼気迫る矢のシーンでたたみかける。凄かったです。
    「森が動く」とはどういうことかと思っていたら、本当に森が動いてきたので驚きました。
    なぜ森が動いたのか、蜘蛛巣城をよく知る相手が正々堂々と智恵を働かせて矢を防ぐためだったとは!
    鷲津の哀れさとの対比に泣けてきます
    森を動かす指示をしていたのが志村喬さんだったのが、私的にうれしかったです^^
    スモークの使い方が上手くて感心しました
    モノクロならではの効果でしょうか

  • CGを見慣れた眼でも、実写の迫力はまだ有効だと思わせてくれる映画。

    このレベルの合戦ものを今の技術で見たいなぁ。

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著者プロフィール

(くろさわ あきら 1910−1998年)
日本を代表する映画監督。1943年『姿三四郎』で監督デビュー。生涯30本におよぶ名作を監督した。『七人の侍』(1954年ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞)など海外の映画祭での受賞が多く、映画監督として初めて文化勲章、国民栄誉賞を受賞し、1990年には米アカデミー名誉賞が贈られた。

「2012年 『黒澤明脚本集『七人の侍』』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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