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- / ISBN・EAN: 4571147372788
感想・レビュー・書評
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面白かった。インタビューをまとめただけの映画なんてと舐めてました。でも偏りはかなりある。医療費タダがいいことばかりじゃないでしょう。税負担には全く触れなかったし。米国の医療制度を改善するのが目的ならこれでいいんだろうけど。
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お馴染みムーア映画。今回はアメリカの社会保険制度がテーマ。
まず、この映画の内容がかなり主観的であることは言っておきたい。医療体制が非常に充実して受刑者が守られているというグアンタナモ基地では拷問行為が行われているし、イギリスやフランスの税率については映画内で触れられていない。
だが、それでもアメリカの現在の医療保険制度(というか業界、政界)が目も当てられない程ひどいことには変わりはない。
保険が下りず治療が受けれない人々、入院費が払えない為町に捨てられる人々、命が利益の為に簡単に扱われ死んでいく姿は心底怖いと思った。
ムーア作品の大きなテーマの中に資本主義の暴走があると思う。ただ利益を目指す、それが気がつけばとんでもないことをしている。
と、堅苦しく書いてきたが、そんなテーマを絶妙な軽いタッチで描いているのがムーア作品のうまいところだ。
この映画は吹き替え版を強くお勧めする。吹き替え版でないと、この絶妙な軽い感じがうまく伝わらないのだ。
ラストカットの洗濯籠を持って歩くムーアがいい。 -
面白くはあるけれど、痒いところに手が届かない。
フランスやイギリスの医療保険制度がアメリカに比べてはるかに人道的、という主張は分かるし、多分そうなのだろうということは伺わせる。
けれど、そうした福祉制度の影響で税金が高いということは大いにあり得る。
あり得るというところまで言及はしているけれど、
その可能性への反駁を意図したであろう記述が、全く説得的でない。
(上の下~中の暮らしと思われる夫妻の家庭を映して、
「国民は高い税率の為に苦しい暮らしを強いられているわけではない」証左とするのは無理がある。) -
こんな医療制度には絶対したくない・・・大丈夫か?TPP賛成して・・・
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ある側面からみたアメリカ、ということで参考になった。
医療保険に加入できないアメリカ人が、安価な医療を求めてキューバへ行く・・・。
アメリカの医療保険の事情も分かるし、医療を必要としている人というのも分かる。
この映画の撮影のための特殊なケースかもしれないが、あれほど過去に批判していた社会主義の国を都合よく利用するのはどうかと思った。
(日本人が海外に行って安いブランド品を買い漁る姿も同様のことが言えるが)
保険は、互いに保険料を出し合って(あるいは税金で補って)いざというときに備える、というのが本来のあるべき姿と思うが・・・。 -
今の日本の医療制度も良いものだと思っていたが、フランスのケアがすごすぎる。
どうやったら国の借金が増えずにあんなことができるの?と不思議に思う。上手く制度が機能しているのが不思議。 -
これは、観ましょう!!
もし、アメリカ主導のTPPにバカな政治家が正式に参加表明したら・・・
日本の医療制度は、こーなってしまう(´Д`)
その前に・・・TPP参加は阻止せねばならない!!
愚民政策=義務教育のおかげなのか??
考える事を諦めた人達を増産してしまった日本!!
そのように愚民政策を指揮したのは、戦後のGHQである(´Д`)
そのGHQにしっぽ振り振りご機嫌を伺っているのが
バカな政治家達!!
戦争が終わってもしっぽ振り振り(-_-;)
当たり前といえば当たり前!!
日本は、まだアメリカの植民地状態ですからね~
世界的にも独立国ではありません。 (教科書には書かれていません)
目を覚ませ!!日本人供!!
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今こそ、本当の民主主義で日本を変えなければ・・・
日本は沈没するガ━━(;゚Д゚)━━ン!!
アメリカにしっぽ振り振り、ご機嫌取りは・・・
最近では、小泉純一郎、
今は、時期総理候補である、前原誠司氏!!
二枚舌の前原誠司氏に騙されないで~~ -
マイケル・ムーア監督の作品を見るのはこれで3作目です。ロジャー&ミーは英語で見たので結構難しかった思い出が… そしてボウリングフォーコロンバインはDVDで観ました。この監督の観点は独特でそれをとことん突き詰めるやり方が面白いなあ、と思います。ただ自分の論点を主張するための映像なので物事を一面から見つめすぎてないか、とは思うのです。まあでも別に公明正大な歴史報道番組を作っているわけではないのだからそれもありだとは思いますが。主張と問題提起。それだけでも考えさせられます。
それにしても。地獄の沙汰も金次第。医は仁術の世界はどこに消えてしまったのやら。空恐ろしいですなあ… 結局社会的弱者が犠牲になるんだよなあ… それにしても治療を断らなくてはならない医者の方だって良心の呵責を感じている方もいらっしゃるんだろうなあ… 最初の指切断の話はびっくりしました。
が。日本だってあまり人ごとじゃあないですよねえ… 年金は既に破綻しているようなものだし、こんなのじゃあしょうがない、と国民保険に入らない方や外国人労働者の方とか。全額本人負担の医療費を払えないと知ったとき、日本の病院はどういう対応をするんだろう。…恐ろしいなあ… もちろん、自分だって人ごとではありません。
それにしても何でアメリカの方ってそんなに共産主義を畏怖するんでしょうねえ… 仮想敵国がないとアメリカのアイデンティティって崩壊するのかな?そんなことを見て思いました。溜息。溜息。