ブレイブ ワン 特別版 [DVD]

監督 : ニール・ジョーダン 
出演 : ニッキー・カット  メアリー・スティーンバージェン  ジョディ・フォスター  ナビーン・アンドリュース  テレンス・ハワード 
  • ワーナー・ホーム・ビデオ
3.20
  • (12)
  • (33)
  • (100)
  • (13)
  • (6)
本棚登録 : 284
感想 : 73
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988135706546

感想・レビュー・書評

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  • ~☆~ジョディ・フォスターぁぁぁ~!~☆~

    今まで出演した映画の中で一番カッコいいが、
    ちょっとインパクトに欠ける惜しい作品。

    なんの落ち度もない愛する人を殺されたら
    復讐したいと思うのは当然のこと。

    エリカが成敗した悪党どもはああでもしなければ
    この先、泣く人間が増えるだけなんだから・・・

    エリカよくやった。

  • 数年ぶりの鑑賞。2人の関係性とラストが好き。あと隣人の優しさが。3人それぞれ覚悟を持っての言動でそれゆえの強さがあって。

    正しくありたいと思ってもままならない現実、間違った選択、罪悪感、後悔、守れる・守れない、理不尽さ、癒し、もどかしさ、決断、救い、…いろいろなことを考えさせられます。

    何度も観たい映画です。

  • 愛する人を奪われた悲しみは、消える事はないけれど。
    犯人への憎悪を持ち続けて生きていく事は、私には出来ないと思いました。
    憎しみが復習に変わり。
    自分を守る為の銃が、やがて自分も愛する人を奪った犯人と同じになっていくという事。
    救いようのない世界。
    銃を放つ度に影を落としていく姿。
    自分が自分でなくなっていく様な。
    銃を構える姿は、もう1人の自分で。

    でもそれは、もしかしたら私自身が幸せに暮らしているからだとも思い知らされました。
    彼女の取った行動は、愛する人を奪われた人にしか分からないのだと…。

    犯罪者はこんな風に普通に生活をしていて。
    銃をいつでも構えていて。
    綺麗事だけれど、全ての犯罪者が計画的ではなく。
    でも、銃を放つ度に罪悪感や人を殺める事への恐怖感が少しづつ薄れて麻痺していくという事。

    復讐心の持つ根強さの恐ろしさからくる、憎しみを緩和させる物って何だろう?
    犯人への記憶を、忘れる事は出来なくても少しで良いから薄れる事を願うのはやはり難しいのだろうか?と。
    悲しみや苦しみを経験しただけ、それ以上の素晴らしい物を得る事が出来ると私は信じたいです。

  • ジョディーフォスターの哀愁が凄まじい。法を超えた正義は許されるのかという禅問答。

  • 『許せますか?彼女の選択』

    (あらすじ)
    ラジオパーソナリティを務めるエリカ。深く愛し合う恋人のデイビットとの結婚を控え幸せな日々を過ごしていた。しかし、ある日2人は散歩の途中で暴漢に襲われ、恋人デイビットは命を落とす。エリカは一命を取り留めたものの心に深い傷を負ってしまう。事件をきっかけに彼女は復讐を誓うのだが・・・。

    『許せますか?彼女の選択』

    この映画のキャチフレーズ。
    受け手の一人としてそれに答えるなら、自分の主張は…『許せます』

    幸いなことに自分はこれまでに、誰かに対して深い復讐心を持つような出来事を経験したことがない。日常にある悲しいニュースを見たり聞いたりしても、『復讐は復讐しか生まない』と他人事ように語っていられる。

    でも・・・

    もし…

    自分がエリカのように、何か事件に巻き込まれ酷く傷つけられたり、大切な人を理不尽に奪われたりして・・・警察も法もまったく頼ることができない状況に置かれたならば、おそらく間違いなく『復讐』の二文字が芽生えるに違いない…。

    きれいごとは言ってられない。冷静ではいられない。

    人は簡単にその゛境界線゛を越えることができる。

    そのきっかけに遭遇していないだけで、
    誰だってエリカのようになる可能性を秘めているに違いない。

    本作品は、”銃社会アメリカ”、”世界一の犯罪都市ニューヨーク”に深く根付くリアルな問題を、『復讐』と『制裁』を媒体に浮き彫りにした物語。

    単なる復讐劇とはまた、一味も二味も印象の異なる作品だった。
    単なるサスペンスとして片付けるにはあまりにもヘヴィーな内容で、受け手にさまざまなことを考えさせる実直な作品には違いない。

    恐怖と絶望と拳銃がエリカの中に”エリカ様”を生み出し、彼女が変貌を遂げるくだりも理解は出来る。

    あなたはこの映画をどのように捉えますか?

  • ニューヨークの人気ラジオ・パーソナリティ、エリカ・ベイン(ジョディ・フォスター)。
    暴漢にフィアンセを殺され、彼女自身も命を落としかけたエリカは、絶望からもう一人の自分に目覚めてしまう。
    自分の中に他人がいるような感覚で銃を手に取り、地下鉄で絡んできたギャングや家出少女を食い物にする変態男などを処刑し、復讐と魂の救済を求めるエリカ。
    「なぜ誰も自分を止めてくれないのか?」という矛盾した思いを胸に、今日も処刑する相手を探し夜の街を彷徨うのだった…。
    ジョディ・フォスターが、恋人を殺害され夜の街に巣食うダニ野郎を処刑する自警団ヒロインに変貌する女性に挑戦した問題作。
    夜の街で絡んできたチンピラに恋人を殺害され、昼の街を歩くことも出来なくなった苦しみ、偶然コンビニで元妻を殺害したチンピラを射殺したことから、苦しみと怒りをぶつける相手を自分の中にいる何かに突き動かされ探し殺害する心の闇を抱えたエリカを、演じるジョディ・フォスターの熱演。
    エリカに救われた人に庇われ、止めようと思っても自警団行為をやめられないエリカの闇、自警団行為をする者を密かに期待する警察や街の人の歪んだ正義。
    「正義と悪のボーダーラインを歩く者」同士のエリカとマーサー刑事の交流と対決。
    正義と悪のボーダーラインでの狭間でなされる究極の選択、ジョディ・フォスターのハードボイルドな魅力が楽しめる自警団サスペンスアクション映画。

  • 婚約者を暴漢に殺された主人公エリカ(ジョディ・フォスター)の復讐を描いたサスペンス作品。エリカの心の葛藤、次第に闇に染まっていく心情をよく表現できていたと思います。刑事のマーサー(テレンス・ハワード)との微妙な関係もストーリーをより引き立てていて、単なる復讐劇とは違った内容で面白かったと思います。ただ、全体的に予定調和な展開と、ラストの展開も、もう一捻り欲しかったというのが、少々残念です。ラジオのパーソナリティといったキャラクターもいまいち活かさせていない感じがしました。ジョディ・フォスターの他の代表作品と比べてしまうと、少し見劣りしてしまう作品という印象でした。

  • 復讐は辛い…
    爽快な勧善懲悪物語を求めるひとには、とても向かないだろう作品。
    けれど自分は嫌いになれない。

    こちらの感想に共感
    https://movies.yahoo.co.jp/movie/328167/review/613/

  • 被害者から加害者へ変わってしまうことがいとも簡単であるように見え、恐ろしく思った。

  • 日本公開前に機内で観ました。行きの飛行機だったので我が身に置き換えてみたりと興奮が大きく、旅先でも本作について話したくて堪りませんでした。
    約10年ぶりに見返すと、ショートカットまじかわいい…くらいの感想しか生まれず(笑)

  • 「 許せますか、彼女の”選択”」R-15指定なので割かし重く、残虐なシーンも・・・。冒頭にあるセリフ。個人的には許せます。非合法ですが。大切な人を失った悲しみ事件後も残る恐怖。それを乗り越えるために彼女が下した「選択」「乗り越えるためには変わればいい」映画の中でこう言っていた気がする。彼女が選んだ道はこれだった。自分の中にいるもう1人の自分になる。これが私の正しい選択だ。善なのだと主張するように。最後には「これが今の私」とそれを受け入れ変わることに成功したみたい。でもこうなれたのは理解者がいたから、だから

  • 復讐劇は切ない結末が多い中、割とすっきりとした終わり方をしている。
    少しずつ人の道を外れていく様がリアルで、さすがといった感じです。
    ただやはり、なんか警察が間抜けに思えて仕方がない。

  •  徐々に道を踏み外していくジョディ・フォスターに見入ってしまいました。ラストの選択も驚くもので、とても興味深い作品です。
     復讐劇は淡々としたものやひたすら残酷なものも好きなのですが、復讐者の苦悩やおびえる姿を描くのもおもしろいですね。
     表面上はまともに見える姿で生活しているのに、心の奥底では精神がいびつに変わってしまった。そんなジョディ・フォスターがとても魅力的でした。

  • 犯罪の被害者。その苦しみ。
    制裁。復讐。

    評価が分かれる映画。
    雰囲気はいいと思う。

  • アクションで見るかヒューマンで見るかで
    感想が変わってくる映画・・

    ストーリー的にはおもしろいよ〜
    ラストもちょっとひねった感じで悪くないぞよ☆

  • 恋人を殺された女の復讐劇。かと言ってアメリカ映画にありがちな男勝りなヒロインの逆噴射ではなく、彼女は怯え苦しみながら、静かに道を踏み外していく。このシリアスさは、さすがジョディ・フォスター。刑事役のテレンス・ハワードもすごく良いです。

    意外性のあるラストは賛否両論のようですが、いかにも「映画的なありえなさ」を追求すれば、これくらいはやるべきでしょう。

  • マーサー「法の下で裁くべきだ!だから、法で守られた銃を使え!」

    夜中に見たにもかかわらず、「え!?」と大きな声を上げてしまった。

  • 誰も止めてくれない。恐怖と怒りから衝動的に復讐劇へ殺人へと一線を超えてしまう自分の中の見知らぬ他人。心理描写がとてもいい。終わり方が半端だった感じもするけど。まさかの刑事の判断だった。許せるかどうか…難しいけど…大いに情状酌量…。ジョディうまいなぁ

  • 殺人は癖になる。それは何も快楽的な意味ではなくて、一度踏み越えるとタガが外れやすくなり、以前までなら別の解決方をとっていたようなことにまで“殺人”という手段を持ち込んでしまう。本作の主人公は決して、倫理感を失ったわけでもなければダークヒーローを気取っているでもない。それでも気付いてみれば立派な大量殺人者に堕ちています。そこに至るまでの曖昧で危うい境界を彷徨う過程を、自然な画としてよく描けていました。

  • 壊れ方としては、正しいと思いました。
    壊れ切ってしまう、一歩手前の状態だけど…

    ラストも好きです。

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