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- / ISBN・EAN: 4532318400747
感想・レビュー・書評
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リアルに泣いた
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サラエボに暮らす母と娘。躾だったり、ただのイライラだったりでぶつかる母と娘。娘の出生の秘密が明らかになった時、娘を生んだ時の原点に立ち返る母。親子の絆が、ある意味シンプルに、そして旧ユーゴの悲しい背景も引っ括めて描かれる。感動。
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以前途中からテレビで見て気になっていた作品。
ほ~こういう話だったのか。
もちろんあの告白のシーンは大変衝撃的だけれども、改めて見ると本当に短いシーンだね。
娘がラスト近く、友達だった少年とキスをするのだけれども、
あれは何を意味しているのか、漠然としかつかみきれなかった。
彼女は夢や想像ではなく地に足をつけて生きて行く決意をしたのだろうか? -
エスマには12歳の娘サラがいる。戦争の傷跡が残るボスニア。シングルマザーとして、ナイトクラブでは働くエスマ。サラの修学旅行の旅費を必死に工面しようとする。父親が戦死者であれば、修学旅行の旅費は免除される。しかし、証明書をだそうとしないエスマ。その理由は。
戦争の傷を抱える人々。エスマを支える人々。
これをただの映画として消費してしまうのは、どうしても避けなければいけないこと。サラ役のルナ・ミヨヴィッチがいなければ、成り立たない映画。 -
芸術作品という観方をするのではなく、実録的な備忘録として残されなければならない映画なのだろう。
日本からは遠く、ニュースでしか入らない戦争や紛争。
でも、その中で苦しむ人にとっては、ひとりひとりがPDSDに悩まされる。彼ら、彼女らにとっては生涯、苦痛が継続するわけで、それが子供たちにも影響する。
それでも、子供たちは現実を受け止め、再生しながら希望を育てていく。
背景を当然知る者としてストーリーが展開されている。 -
まず、描写が非常に綺麗。
話としては確かにそこまで特筆すべきものではないかもしれないけれど、
色んな事情がありながらも健気に愛を育んでゆく過程が、心にぐっときます。 -
時代背景を調べたくなった。