ガタカ [DVD]

監督 : アンドリュー・ニコル 
出演 : イーサン・ホーク  ユマ・サーマン  ジュード・ロウ  アラン・アーキン 
  • ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
4.04
  • (362)
  • (369)
  • (219)
  • (39)
  • (9)
本棚登録 : 1882
感想 : 306
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4547462056986

感想・レビュー・書評

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  • 一度見たのを忘れて、またAmazonでレンタルしてしまった

    どうやって遺伝子検査から逃れるのかというサスペンスと誰が殺人犯なのかというミステリー

    それに可能性は遺伝子なんかでは決まらないという希望か?

    全体にスタイリッシュな映像

    僕が何ができるか決めつけるな
    というセリフが全て

    最後ジェロームが死ぬのはなぜ?

    (追記)
    他の人の感想を見て
    そうか、ジェロームは遺伝子的に優れていたけど、銀メダルに終わり、自殺を図った
    ヴィンセントと対照的な存在
    ヴィンセントが旅立ち、自分に今度こそ片をつけたということか?

  • 最近でもないけれど、お騒がせイーロンさんが集合の真ん中を「You are here」と呟いてた作品群「華氏451度」「すばらしい新世界」「1984年」がありますが、ツイッタランドで「足りん!」と追加されてた作品群「侍女の物語」「動物農場」「蝿の王」等の中に「ガタカ」もあったので、観ました。(混乱してました、「新世界より」は貴志祐介)❲つぶやきの書名は全て原著名なので、邦題これのやつかなぁ…で並べました。。❳

    思いの外サスペンスもありましたが、挙げられてた他作品から(ディストピア系か…)と覚悟はしました。
    遺伝子操作で産まれながらにして寿命や疾患が判定されて職業差がつけられるレベルだとは思わず。しかも「その後に能力が上がるとすれば、最初の測定が間違ってたんだろ」とかって、本人の努力は全無視という。。
    親も受精卵の操作に「外見や障害とか以外はそこまでしなくても」とは言ってたけど、それでも実際に完璧な遺伝子の次男が産まれると、自然妊娠で産まれて虚弱体質な長男よりも次男を優遇するのねぇ。

    遺伝子の優劣(優劣とは?)が判断基準なので、遺伝子が一致してたらどう見ても別人なのもスルー。イーサン・ホークとジュード・ロウは見間違えない!
    ヴィンセントは幽霊なのかって思ってしまいます。ジェロームしか見えていない。弟はさすがに気付いた。

    ヴィンセントの努力が報われたのは嬉しいです。
    それ以上に、ユージーンの優しさが心に刺さります。生真面目過ぎたんだろ……勝手な想像ですが、完璧な遺伝子だけれど銀メダル止まりなので、本人もつらいし周りの事も考えてシラフで車に飛び込んだんじゃないかと思ってしまいます。自分の能力に限界を感じ、と。
    でも本来の真面目さと優しさでヴィンセントをサポートし、最後は自分の全てを渡す。泣くやつ。「旅に出ようと思う」で察してしまったけどあんな。。。


    「今後の参考」をくれる彼も良かった。彼だけは顔写真で気付いてたのかも。
    ヴィンセントは希望になれたんだろう。息子さんに同じ手を使うかどうかは置いといて。


    イーサン・ホークさん出演作の鑑賞が続きましたが、整えたら男前。若いしなぁ。
    ジュード・ロウさんの整い方は群を抜いて!顔が美しいと能力も高そうだと判断するらしいです人間心理。
    ユマ・サーマンさんも整ってたなぁ。アラン・アーキン刑事に捜査されると逃れられなそう!

    ド近眼恐怖シーン、ド近眼なのでとても怖かったです。あんな交通量多い道路を夜間に裸眼で……無理。。。



    キャスト&スタッフ一覧、お名前のATCGだけ目立つようにしてあるの素敵でした。理科で生物全く通ってきてないバンギャです。
    原作あるのかな?読みたい。

  • DNA繰作による優秀な遺伝子を持った“適正者”によって、自然な出産で生まれた人間が“不適正者”として支配される近未来。不適正者として生まれたビンセント(イーサン・ホーク)は宇宙飛行士を夢見ていたが、それは不適正者ではかなわぬ夢だった。
    しかし、彼は自分の運命を変えるためDNAブローカ一の紹介でジェローム(ジュード・ロウ)という青年の適正者IDを買い取る。ジェロームになりすまして宇宙局ガタカの局員となったビンセントはついにタイタン探査船の航海士に選ばれる。
    だが出発間近に上司が何者かに殺された事件でビンセントの髪の毛が発見された事から、正体発覚の窮地に立たされる。
    ビンセントの素性に疑いを抱く女性局員アイリーン(ユマ・サーマン)。更にエリート捜査官となった弟のアントン(ローレン・ディーン)の介入で、彼はますます窮地に追い込まれる。
    先天的遺伝子によって未來が決まってしまう近未来で心臓が弱く劣等人間のレッテルを張られている主人公ヴィンセントが宇宙飛行士の夢を実現するために遺伝子で限定された体力的社会的限界を並外れた努力と強い意思となりふり構わず他人になりすまして突破していく展開(かなわないはずの弟アントンとの遠泳に気合いで勝つなど)は、人の限界は意思と努力が引き起こした奇跡によって突破出来るという熱いメッセージが込められています。
    美しい美術や照明も、ビンセントの正体がバレてしまいそうになる展開もスリリングです。
    ビンセントとアイリーンの恋、ビンセントとジェロームの友情、切ないラストが深い余韻を残します。

  • マイノリティ・リポート、バック・トゥ・ザ・フューチャーと迷った。遺伝子に起因する根元事象よりも大事なことがある。

  • 2007年12月鑑賞。

    「優秀な遺伝子」を持つ者しか認められない社会。
    様々な価値観に従って生きていく事が難しい社会。
    遺伝子レベルで決められてしまう(それこそ生まれながらにして将来が決まってしまっている)ため、あきらめと無気力しか生まれなくても仕方ない。

    そんな中で、夢を手に入れようともがくヴィンセントと彼に夢を託すジェローム。
    感動的でした。

  • いつかの未来

  • 優生思想の誘惑は、強い。
    けど、遺伝子で全部決まるわけじゃないぞ、という話。
    うーむ……
    今、同じ設定で作品を作ったらどうなるんだろう。
    ガタカみたいな企業には監視カメラとかスマホとか、そういう監視システムがガチガチに張り巡らされてる設定になるはずだから、もっと込み入った展開になるのかな?
    遺伝子に関する科学的知見も膨大に増えてるはずだし、ハンディキャップの乗り越え方についてもバリエーション増えてるから、だいぶ違った作品になる……のか、大筋では変わらないのか。
    そういえば『クララとお日さま』もこの系列の話だった。
    そうか。
    やっぱ、変わんないのか。

  • GATTACA
    1997年 アメリカ 106分
    監督:アンドリュー・ニコル
    出演:イーサン・ホーク/ジュード・ロウ/ユマ・サーマン

    受精卵から遺伝子操作で優秀な人間を生み出せるようになった近未来。自然出産で生まれたヴィンセント(イーサン・ホーク)は、誕生の瞬間から遺伝子検査である程度の持病や寿命まで計測され、不適正者として職業選択の自由すらない。人工授精で生まれた弟のアントンは、体格も体力もヴィンセントより優れており、子どもの頃から遠泳競争をしてもヴィンセントは弟に勝てなかった。しかしヴィンセントは宇宙飛行士に憧れており、その夢を捨てられない。あるとき遠泳競争で弟に勝てたことから彼は希望を持つ。

    そしてついに、裏の世界のブローカーと接触、元アスリート水泳選手で銀メダリストのジェローム(ジュード・ロウ)を紹介される。彼は事故で車椅子生活となっており、自分の遺伝子情報をヴィンセントに貸す取引をする。その日からヴィンセントはジェロームとして、血液や尿まで偽装した人生を歩み始め、ついに念願の宇宙局ガタカに入所する。しかし彼の正体に気づいた上司がある日殺害され…。

    名作を見直すシリーズ。遺伝子操作にまつわる近未来SFでありつつ、別人に成りすましたヴィンセントの正体がいつバレるかとハラハラドキドキのサスペンス、にも関わらず、最終的にはリリカル、という凄い作品。初めて見たときはまるで萩尾望都の描く世界のようだと思った。リリカルSF。そして泣ける。マイケル・ナイマンの音楽も抒情味を倍増させている。

    イーサン・ホークもいいけど、この映画はなんといってもジュード・ロウ!悪魔的に美しい上に、内面の屈折を抱えた挫折エリート、嫌味なやつかと思いきやめっちゃいい奴。いつもシニカルな笑みを浮かべていた彼が、階段を必死で這い上がる場面、そしてラストの銀メダルを首にかけて焼身自殺する場面は何度見ても切ない。

    希望を失わず努力を続け、遺伝子の呪いをはねのけたヴィンセントも素晴らしいけど、計算された最高の遺伝子を持ちながら銀メダルしか取れなかった自分を悲観し自殺に失敗して車椅子になってしまった彼が、ヴィンセントと出会って変わっていくことのほうに希望を見てしまう。自殺エンドではあるけれど、彼は自分の人生をヴィンセントに託し、銀メダルを誇りに思えるようになった。前向きな終焉だったのだと思う。

    ユマ・サーマン演じるアイリーンとのロマンスは、髪の毛をわざと離して、風のせいにする繰り返しエピソードがとても良い。殺人事件の犯人も、観客にはもしかしてヴィンセントがやっちゃった?と思わせる部分もあり、ベテラン刑事と若手刑事がそれぞれの捜査でヴィンセントを追いつめていくスリル、そして実は若手刑事が弟のアントンだったというプチサプライズなど、最後まで飽きさせない。とにかく名作。

  • オリジナルの最後の行動がショックすぎて辛い。すべてに恵まれていたはずなのに、結局心の平安は束の間だった。友達のためにもいいけど、自分のために適当にでも生きてほしかった。
    エンドロールの塩基配列、おしゃれで好き。

  • 1997年とはとても思えない
    綺麗だった

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