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- / ISBN・EAN: 4988102659639
感想・レビュー・書評
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モンタナは誰よりも成功することを望み、マフィアの世界で必死に働いた。そして、世間が夢見るあらゆる富を手に入れた。巨額の金、大きな家、いい車、綺麗な妻。それを手に入れれば、幸せが手に入ると思っていた。だが、彼を待っていたのは、幸せではなく孤独であった。愛する家族や妻、信頼する部下は皆彼のもとを離れていった。なぜか。彼は自分しか信頼していなかった。だから、周りの人間は彼とのつながりを感じることが出来ず、皆離れていったのだ。
自分を強く信頼する心は、自らの目標へ突き進む力を生み出す。だが、彼の場合、人を信じない排他性が伴っていた。それはある意味彼の強さでもあり、弱さでもあった。また、目標に突き進むモンタナの姿は、力強く美しいが、目指す目標があまりにも俗っぽく無味乾燥なものであるところは、愚かであり醜い。モンタナ一人で、人間という生き物のあらゆる面が見ることができる。その点、彼はとても人間臭く、魅力的な人間である。
モンタナを通じて、人間とは強くもあるが、弱くもあり、愚かであるが、美しくもある、そんな矛盾した生き物であることを再認識出来るいい作品である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
脚本の完成度が高く、観終わって何も言うことがないほど。
成り上がりマフィアものとして、ほぼ完璧。
かっこよくない。心が痛む。 -
アル・パチーノお得意のマフィア映画なんですけど、少しラストが派手すぎると言うかしつこすぎるんですよね~もう少し散り際はよく行けばいいのですが、倒れないんだわこれがwww
「スカーフェイス」
http://www.youtube.com/watch?v=JgAjxiu2O2M
スカーフェイスとは「傷のある顔」を意味します。それにしても序盤と後半のアル・パチーノの顔がこんなにも違うんですね~彼の役作りって本当に凄まじいものだと感じます。それにしても拷問と言うか処刑シーンは……こんなのがリアルにありえるんでしょうね…恐ろしいわ
それにしてもミッシェル・ファイファーは本当に綺麗ですね!ピープルの表紙を飾る片鱗はすでにこの頃から十分でてますね。 -
あまりストーリーが頭に入ってこなかったんだけど
気づいたら最後まで観ていた。
とりあえずアル・パチーノは狂っていて
周りの人間も狂っている映画。 -
(1983年作品)
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この作品好きだって言う奴 ってだいたいケンカ弱い
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麻薬やカネに翻弄される孤独なチンピラの顛末を描いたB級テイストのクライムムービー。デ・パルマらしからぬ平坦なショットと正攻法なテクニックに些かの食い足りなさを覚えつつも、成功から徐々に破滅へと向かう過程を微細な感情表現で見事に演じ切ったアル・パチーノの迫真の演技に圧倒される。
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アルパチーノ格好いい。ギャング映画の傑作。
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強いと善いは両立しえないのか。親と社会に忘れられ、独り静かに傷付いたトニー。歪んで乾いてしまった目の下の傷は、まさに自分の欲していたものまで歪ませて見せてしまう。俺はここにいるってことを認めて欲しいから、所有したくなる。まるでその傷痕のように、価値を歪めて、関係を乾燥させた、スカーフェイス。ザ・ワールド・イズ・マインの元ネタかな?