愛のむきだし [DVD]

監督 : 園子温 
出演 : 西島隆弘  満島ひかり  安藤サクラ  尾上寛之  清水優  永岡佑  広澤草  玄覺悠子 
  • アミューズソフトエンタテインメント
4.20
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本棚登録 : 2387
感想 : 482
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4527427644182

感想・レビュー・書評

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  • 安藤サクラがひたすらに恐ろしい。

  • 園子温監督の作品は見てて疲れるので、ずっと気になっていたんですが敬遠していました

    面白かったですけど、元々長い映画でもありますし、園子温監督のエグみみたいなものがガッツリなので、やっぱり疲れました
    AAAの西島さん、歌手なのでどうなのかなと思っていましたが、好演でした
    でも最初のシーンのドレミファソラシド?を歌ってる部分はあんまりうまくない感じだったので、あれれ…ってなります
    最初はえ?西島さんは歌下手なの?って思っちゃいましたけど、よく考えたらあの異常な家族関係や今後の展開を狂った音程で表現していたのかも
    西島さんだけでなく他の俳優、女優さんもみなさんよかったです
    途中出てくるナスビがそれっぽすぎてちょっと切ない

  • とてつもなく面白い。
    全ては最後のあの二人の笑顔に繋がる。
    ヨーコを神聖化するユウ。
    サソリ(ユウ)を神聖化するヨーコ。
    繋がれそうなのに簡単には繋がれない。
    小さい頃からの父からの歪んだ愛情とも取れない感情で壊れてる3人だけど、一人では徹底的に壊れて崩壊してしまう。
    コイケのような結末しか待っていない。
    ユウとヨーコは徹底的に片方が壊れると、
    片方はこっちの世界へと戻ってきて
    必死に相手をこっちの世界へ引き戻そうとする。
    相手が頑張れば頑張るほど完全な崩壊は完成していく。
    だけど相手の名前を必死に呼ぶことで、
    相手を真剣に求めることで、
    こっちの世界に戻ってきてくれて繋がることができる。
    最後に見せた二人の笑顔と繋いだ手が救いだった。
    時間を感じさせない疾走感のある映画。
    DVDが欲しい。

  • 世間から良くも悪くも問題作と言われている作品。
    盗撮、パンチラ、暴力、宗教
    なかなかエッジの効いた作品
    4時間の長編だがなんだかんだ飽きずに最後まで見てしまった。
    愛がむきだしで、とてもよかった。
    愛は、静かなもので、平和なもので、穏やかな毎日の中にあるもので、普通に生活していると、愛をむきだしにすることにはないのだけれども、それを思い切りむき出しにする姿は、とてもよかった
    満島ひかりさん、安藤サクラさん、魂が入っててよかった。
    満島さんは、役を全うしていて、女優魂みたいなものを感じた。
    音楽がとても効果的
    主題歌もよかった
    少し際どい描写が多くて気になったが、見てよかったと思える作品。

  • 4時間の尺の長さはあまり感じなかったが、とにかく観賞後はぐったり。
    ストーリーの破壊力に毒された感じ。
    強烈な愛。
    ゆらゆら帝国の曲がぴったり。

  •  約四時間にわたる長編大作でおまけにところどころがグロいですが、愛の叙事詩の名に偽りなくのラブコ、……ラブグロ。コメディとグロとシリアスのたたみかけで、感情が揺さぶられっぱなしでした。見るのに時間がかかりましたが、後悔はしてないです。


     自宅で見ているのに、違う場所へ帰りたくなりました。常識と正気を破壊するインパクトがありすぎた。
     ギャグ・グロ・シリアスがめまぐるしく変わるのに引きずられて、またテンションが上り下がりして興奮しきり。
     主人公の父親がもう、最後以外はクズだなあと半眼で見てました。宗教と罪というテーマにぶっ込んでくるのが盗撮という発想に脱帽です。病院で思い出す最後までパンチラひっぱった。
     ラストチャプターでは、病室に居るおにーちゃんに泣きすがる妹さんのシーンで、海岸のバス等の、おにーちゃんが妹さんを取り戻そうとするシーンの逆転構造だと思えて泣いてしまいました。壊れたの君のせいだよ!とも思えて。
     エンドへの持って行き方は、愛が全てを救う!という力技には思えましたが、ひとまず主人公も救われたと思えて幸せでした。
     「可愛いから攫ってきちゃった」って台詞、最高だと思います。

  • パンチラと暴力と流血と犯罪と変態と、まさに園子温監督作品。ユウもヨウコもコイケも親からの曲がった愛によって、おかしな方向に進んでいて、ストーリーの前半はあーぁ、あーぁって感じだったけど、後半胸にぐぅーっとくるシーンがなんどもあった。満島ひかりもAAAの西島くんもとってもよかった思う。
    まさに愛のむきだし。こどもたちもいずれ愛をむきだしにするときがくるだろうし、私も愛をむきだして生きていきたいとおもった。

  • 園子温映画を観た初めての作品。
    西島くん目当てで観たらとんでもない!!
    衝撃作にでいました。上手く言えないけど、観れば観るほど奥が深い。園子温にハマりました。

  • とにかく愛だ。


    個人的には安藤サクラの映画だと思う。

    あと、テツ(渡部篤郎)とカオリ(渡辺真起子)の夫婦はどこにいても幸せなんだろう。そして、どこにいても同じなんだろう。なぜならば、自分たちで世界が完結しているから。そういう人間が一番強くて、幸福なのかもしれない。

  • 最高!1カットたりとも面白くない瞬間が存在しない。凄まじいエンタテイメント。
    全てがむきだし。登場人物は大体皆狂ってて、全力で人を陥れたり全力で盗撮したり懺悔したり、そして全力で恋をする。偽らない。むきだし。
    ヨーコが海辺で聖書の一節を絶叫するシーンに心が震えた。狂気はイコール純粋さであり、美に通じるんだと感じた。
    ラスト病院での「今度は私があなたを助ける番!」という台詞はベタすぎるんだけど、痛々しいユウの様子と相まって泣かずにはいられなかった。
    この映画を観ることは他に替えのきかない、スペシャルな体験だった。いくら語っても言葉が足りない気がする。素晴らしい

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著者プロフィール

1961年愛知県生まれ。大学中退後に自主制作映画デビュー。『自転車吐息』(90年)はベルリン映画祭に正式招待される。代表作に『冷たい熱帯魚』など。テレ東系列で放映中のドラマ『みんな!エスパーだよ!』も監督。

「2013年 『ナショナリズムの誘惑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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