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- / ISBN・EAN: 4988013987142
感想・レビュー・書評
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いい?…微妙?…なんとなく揺れ動いています。エンディングがなぜ3人でなく2人なんだろうか?という気持ちはどうしても最後まで引っかかってしまうが、暖かい映画に思える。
「サンシャインクリーニング」
https://www.youtube.com/watch?v=hrJWP7G3wvU&list=PLQHXdC0554qxlt1WbHWcXv6g0ObnGVvwp
主人公の姉は少し贅沢に感じた。彼女の周りは優しさで溢れている。誰もが優しく見守ってくれているのを頼りない妹に少しは分けてあげてもいいのではないかと思う。姉役のエイミーアダムスの人生の特等席を同じタイミングで見たものですからもう少し優しい笑顔が欲しかったなぁ~
でも、並行してみてなければ案外好きな作品です!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
よく見たら大好きな”Little Miss Sunshine”(2006)のスタッフが再結集しているやないか!
”Little Miss”〜で変態おじいちゃんを熱演していたAlan Arkin氏。
変態ぶりは抜け切っていたけど、一癖二癖あるキャラや教訓めいた発言をするところは変わらず。
何よりヒロイン姉妹のキャスティングが、どストライク。
『魔法にかけられて』(2007)で”Happy working song”を優雅に披露していたAmy Adams。
本作でも清掃を披露していたけど最初の方は楽しくなるどころか惨めに感じた人もおったと思う。(私は終始共感していたけど笑)
Emily Bluntの妹ちゃんは毒っ気たっぷりだけど時折見せる「お姉ちゃん子」な一面がまた可愛らしかった。
現場清掃という仕事への向き合い方、親子の絆、それにまつわる小道具達が本作の魅力だと思った。
献血センターの女性との絡みが少なかったことを除けば文句なしのストーリー展開。
どんな仕事や生き方にも、必ずどっかにキラリと光るものがあるんやね。 -
2008年のアメリカ映画。『リトル・ミス・サンシャイン』の製作チームが贈る「サンシャイン・シリーズ」第2弾。
けっこうよかった。シングルマザーと現在無職の負け組姉妹が、事件現場専門のクリーニング会社(といっても2人だけ)を立ち上げる話。
ギラギラしたハリウッド大作よりも、地味な短編小説のようなこういうアメリカ映画が、私は好きだ。
高校時代にはチアリーダーで学校のアイドルだったのに、30代のいまでは何をやってもうまくいかないヒロイン(エイミー・アダムス)が、なんともいじらしくてチャーミング。
しかし、この映画を「コメディ」として売った映画会社の姿勢にはちょっと首をかしげる。序盤こそ少しだけコミカルだが、姉妹が幼いころに母親が自殺してしまったことが明かされるあたりから、笑いの要素はほとんどないのである。 -
なんだか掴み処のない映画だった。この物語から何を汲み出すべきか、迷う。
あんまり上手くない人生でも、何とかなるよ。大丈夫、かな。 -
シングルマザーの姉と無職の妹が清掃会社を立ち上げ、挫折する話。エイミー・アダムスとエミリー・ブラントの姉妹はなかなかよいですが、ドラマとしてはちょっと浅かったか。
「リトル・ミス・サンシャイン」のスタッフというから、期待値は高まるのですが、結果としては「リトル・ミス・サンシャイン」のハードルは高すぎました。 -
SUNSHINE CLEANING
2009年 アメリカ
監督:クリスティン・ジェフズ
出演:エイミ-・アダムス/エミリー・ブラント/アラン・アーキン
色々とがけっぷちな姉妹が、事故や事件現場の清掃業を始めて奮闘する話…というのがザックリしたあらすじですが、単純に逆境にめげずに頑張る人の姿を見て元気を出しましょう系のポジティブ映画かと思っていると、意外と登場人物の心理描写がリアルで痛々しかったり、ラストも諸手をあげてのハッピーエンドではなかったりします。でもとりあえずなんしか元気はもらえる感じの、良い映画でした。
高校時代の元カレといまだに不倫中のシングルマザーの姉のほうが、なんとも見ていて笑えない状況で、常に「私は強い、私はパワフル、私は人生の勝者」と自分に自己暗示をかけるかのように呟いているんですが、実際には高校時代はチアリーダーのスターでハンサムなボーイフレンドがいて皆の憧れの的だったのに、現在はしがないメイドのアルバイト、不倫相手の妻は高校時代の友人で、二人めの子供を妊娠中。子供は情緒不安定な問題児で、何度も学校を退学になっている。そんな自分を彼女自身は明らかに「負け組」だと自覚しているんだけど認めたくなくて足掻いている感じ。
妹のほうは見た目も性格もパンキッシュでキレやすく、フリーターだけどすぐクビになるのでほぼ無職。実は二人の母親は女優だったこともある美女だけれど、二人が幼い頃に自殺、その第一発見者が彼女らだったというトラウマがあり、おそらくは妹のほうが母親の面影を引きずって今だ立ち直れずにいて、その影響か情に流されやすい一面がある。そんな二人がいがみあったり力を合わせたりしつつ、事業を成功させていく経過はちょっとしたサクセスストーリー的痛快さがあるんですが、実はそれで終わらないところがくわせもの。
終盤、母親の映画を偶然テレビで見た姉妹が電話ごし無言で涙を流すシーンと、姉が無線機で天国の母親に話し掛けるシーンは泣けました。何もかも上手くいくわけじゃないことも含めてそれでも人生は続いていくし頑張るしかない、ポジティブすぎない配分が逆に良かったかなと思います。
(2009.12.05) -
昔の彼氏とズルズル不倫を続けるシングルマザー。
全然仕事ができないダメな妹。
金儲けばかり考えて孫に出来もしない約束ばかりする父親。
登場するのは痛い人たちばかりだけど、なぜか憎めない。
みんな心の中に寂しさとか虚しさとか焦りを抱えてて、見ていて切なくなりました。
ローズが鏡の前で「私は強い」と暗示をかけるシーンが印象的。そうでもしないと現実と向き合えないギリギリの生活が痛々しい。
でもなぜだろう。暗い要素は満載なのに見た後に嫌な後味は残らないです。
最後のお父さんの行動は素敵。 -
リトルミスサンシャインのメンバーが作った映画。
姉妹が事件現場のお掃除屋さんを始めたって話。
いまいち印象居残らなくて、期待していた分がっかりー -
これ、コメディの棚にあったんですよね。実際にはまるでコメディ感ありませんでしたが。色々人生こじらせてうまくいってない姉妹(主に姉)のドラマと言うか。最初から最後まで静かに進みます。
コメディだと思って観始めるのは絶対にすすめません。絶望感に襲われます。最終的にはそこそこポジティブになるんですけどね。
『リトルミスサンシャイン』のスタッフ陣によるコメディドラマ、とWikipedia先生にも書かれてるんですけど。うーん…これをコメディと分類する感覚が私にはありませぬ。
『IN HER SHOES』を暗くした感じ、と思って観るといいかも。
何か伏線回収は無いままスルッと終わりましたね。これはどうなったの??って思うとこ結構あったんですけど。リアリティの追求?
ベタな展開を避けた??
ママのエピソードはホロリと来ましたけどね。でもそれも大袈裟には取り扱わない。
そこがこのチームの評価されるとこなのかなー?映画映画してないと言うか。
ハリウッドのエンタメ作品としてこの映画をつくるとしたら、絶対もっとラブコメ要素が強くなるだろうし、ヒロインの息子にももっとスポットが当たっただろう。
でも本作ではその辺は匂わせるだけで幕。
好きな人は好き。ツボにハマる作風なんじゃないかと思う。
ヒロイン二人が前々からどっちがどっちだっけ?ってよくなってたエイミー アダムスとエミリー ブラントと2009年ではなかなか旬で豪華。
んー清掃用具店店主がいい感じだったな〜。さりげない気遣い。 -
すごく、今の自分の生活や気分に合っている作品。
よく、堕ちてるのに明るいコメディみて
あ、違う、ということあるじゃないですか。
底抜けにプラスな時期にこれを見ても
機微は伝わらなかったかもしれない。
でも見たタイミングは妙で。
映画としても佳作でした。