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- / ISBN・EAN: 4934569638014
感想・レビュー・書評
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最悪。ありえないファンタジーで、努力すれば叶うみたいなことを真顔で鼓舞するような映画は物凄く白ける。素質を見抜く慧眼にリアリティをもたせたいのかもしれんが、これで箱根出られるとかない。根性論の変奏でも最悪のかたちやな。コレなら、完全にノリだけで通してる「ベストキッド」とかの方が遥かにマシ。真顔で理想論を力説される暑苦しさよりさらにひどい。
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原作がすごく良かったので、旦那にもオススメしたく観ました。
これじゃあ、ただ駅伝で風が強く吹いたって話になっちゃいます。
残念でした。 -
原作は凄くきちんと作り込まれていて面白かったのに、映画は酷い出来上がりだった。
心情を綺麗に描いて表現しているのがしをんさんの特徴なのに、それを上手く表現して生かせる演者を使っていない。原作が砕けた話し方をしないからそれを出そうとしているのはわかるが舞台的な演じ方になっていた。
小出恵介と林遣都以外はスケジュール調整の効く人ばかり選んでいる印象がある。比較的名の知られている演者も駅伝選手の役なのに太り過ぎ。
個々の人格があって、葛藤があって、10人揃えられた灰二の喜びがあって、練習の苦しみがあっての予選会、本番なのにそれを全く無視している。走が万引きしたところを灰二が追ったことから始まって、選手同士の衝突、インカレに出たことで藤岡と出会ったこと、お互いへの信頼、懸命に練習した結果の予選会、健闘を称え合うこと、どれが抜けても作品として成り立たないのに全部抜け落ちていた。なのに無駄な部分を付け足しているというワケのわからなさ。予選会後にみんなで走っているところ、新聞の切り抜きの映像を重たい音楽で抜いたのはなんの意味があったのか全くわからなかった。
灰二と走、ユキとニコちゃん、ムサと神童、双子、お互いの仲の良さがあって本番の支え合いが生きて感動するのに無くて悲しかった。
走ってる最中はみんなの電話と思っている事で感動するシーンなのに殆ど削られていた。葉菜ちゃんのことでシーン使うならジョータのジョージへの思いで使え!!!!!どうして大事なシーンすらそのまま使えないんだろうと不思議に思う。医者が去るところだけ見つけたところ、ユキと走の珍しいやりとり、ムサと神童の絆、大事なところだけ抜いている。
しかも最後の灰二の故障は大袈裟にすべきじゃなかった、灰二が戻ってくる瞬間に走だけ膝の不調に気付くぐらいがよかった。無様な走りがカッコ悪いとは言わないけど、剥離骨折の音を聞いたこと、誰も何も言わないけどみんな同じ事を思っているのだということ、走は灰二の気持ちがわかるけど黙って我慢して泣かないところ、最後に感動出来るのはそこだったはずだろう。美しくなかった、これは高校生のぐちゃぐちゃな青春を語った物語ではなかったはずだった。
あれだけの大作をこんなに陳腐な映像に出来るのは逆に凄いんじゃないか。
その意味で舞台も気になる映画だった。-
同感です。あまりに言いたいことをすべて代弁してくれていたレビューだったので感動してしまいました…。原作ファンとしては悲しい仕上がりでしたね。...同感です。あまりに言いたいことをすべて代弁してくれていたレビューだったので感動してしまいました…。原作ファンとしては悲しい仕上がりでしたね。。2011/12/19
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