カッコーの巣の上で [DVD]

監督 : ミロス・フォアマン 
出演 : ジャック・ニコルソン  ルイーズ・フレッチャー  ディーン・R・ブルックス 
  • ワーナー・ホーム・ビデオ
4.05
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本棚登録 : 1590
感想 : 241
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988135804884

感想・レビュー・書評

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  • 刑務所の強制労働から逃れるために精神病のふりをして精神病院に送られた38歳のマクマーフィ。厳格な看護師長や医師が患者達を徹底的に管理する精神病院のやり方に反発を覚えた彼は、他の入院患者達を巻き込み規則を破って釣りへ出かけたり、禁止されている野球中継を楽しんだりし、彼に影響されて患者達も表情豊かに変わっていく。
    刑期を終えても”病気”が治らないと退院できないことを知ったマクマーフィは脱走を決意。脱走の日、女友達を2人招きパーティを開く。入院患者のビリーが女の一人を気に入り、彼らが一夜をともに過ごしたことを知った看護師長は怒り、彼の母親にすべて報告すると告げる。ショックを受けたビリーはその場で自殺。怒ったマクマーフィは看護師長に掴みかかるが、彼は取り押さえられロボトミー手術を受けさせられる。
    マクマーフィの変わり果てた姿にショックを受けた入院患者のネイティブ・アメリカン、チーフは、「こんなお前を置いていけない。一緒に行こう」といってマクマーフィを枕で窒息死させ脱走する。

    破天荒でカリスマ性のあるマクマーフィをジャック・ニコルソンが、厳格な看護師長をルイーズ・フレッチャーがそれぞれ好演しアカデミー賞を受賞。精神病院における人権侵害がまかり通り、それが正しいとされてきた時代にゾッとする。

  • 正直、分からなかった。
    でも、こんな感じの引きずる映画が、
    いいのかもしれない。
    退屈はしなかったし。
    ジャック・ニコルソン、カッコ良かったし。
    でも、
    正直、分からなかった笑

  • 自分が生まれる前の映画。
    セリフ無しの表情の演技がすごい。
    間の取り方がにくい。
    異様な雰囲気の中、何が正しいのか
    何が必要なのかを考えさせられました。

  • タイトルは昔から知っていたけども
    そのせいかあまり期待し過ぎていて
    答えてもらえなかった

  • ジャックニコルソン、なんていう俳優なんだろうな…暴力的だという理由で精神病院に入れられた元囚人のマックは、婦長に無気力にされた患者たちに野球観戦、釣り、パーティなど、楽しみがあるということを教えて感化していく。しかし精神病院は、扱いにくい患者を矯正する方法がいくらでもあり……耳を聞こえないふりをしていたインディアンのチーフは、父は偉大な男だったが、酒に飲まれるようになっていった、そのせいで、殺されたのではなくなるべくして死んだと語る。…マックに友情をもっていて、父にしたように彼の最期を。
    切なく最高に痛快なラストだった。ブロマンスというにはハードボイルドだが、とてもよかった。名作。
    患者それぞれのキャラクターがとても良い。印象に強く残る名脇役しかいなかった。ピュアすぎるからこそ社会に居られない人々という感じが強かったな…だからマックもみんなのこと、置いていけなかったんだと思う

  • どこかで紹介されていて観てみた1本。精神病院てこんな感じなのかな、というイメージのままの世界で、自分は入ることになったら正気を保っていられるだろうかとか考えました。そんななか、「どうせイカれてる」と吹っ切れてできること全部やってみるか、ってなるのは割と自然にも思えてきました。なかなか社会から目を向けられない世界にも1つの世界があり、その世界独特のならわしや力関係があり、そんな世界から出ていきたければそれ相応に何かを変える必要がある。そこには抵抗もあるけれど、そういう欲が生きる力になるのかもしれない、と思った1本でした。

  • 1975

  • one flew over the cuckoo's nest

  • 2010年の作品を最後に「もう情熱がないんだ」の台詞を残し銀幕から姿を消したジャック・ニコルソン。ジャックを尊敬しているロバート・ダウニーJrがオファーを出し続けたり、2017年にドイツ映画のリメイクに出演という報道が流れたものの1年半後にそのプロジェクトから離脱した。

    まぁ~どう見ても悪人面ですが、どんな役柄でも立ち回れる技巧派がいなくなったのは本当に寂しい。

    「カッコーの巣の上で」
    https://www.youtube.com/watch?v=jitQ_kosr3Q

    今さらですが、今年に入って初めて1975年…いや前米市場でも上位に位置する名作をじっくりとみました。主演男優賞と主演女優賞を含む、主要5部門を受賞した作品ですが、ネィティブアメリカンの大男役のチーフに助演男優賞をあげたいくらいです。

    刑期を逃れるために精神病の病院に入院するマクマーフィー入院しても悔い改める様子は全くなく自由奔放な生活を送るのだが、途中からどこか仲間のためみたいな感情が生まれる。ビリーの自殺をきっかけに完全にブチ切れたマクマーフィーはロボトミー手術のような厳罰で廃人状態にされ、それを見たチーフの行動は……さすがオスカーを二度受賞したニコルソンの実力です。

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