ビフォア・サンライズ 恋人までの距離 [DVD]

監督 : リチャード・リンクレイター 
出演 : イーサン・ホーク  ジュリー・デルピー 
  • ワーナー・ホーム・ビデオ
4.03
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本棚登録 : 998
感想 : 195
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988135803467

感想・レビュー・書評

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  • U-NEXTにて視聴。

    電車の中で偶然出会った男女の一日限りの儚い恋物語。
    二人でウイーンの街を散策して、いろんなところに行くんだけど、行動や会話の中で感情の起伏が起こるけど、だんだん仲良くなっていって距離が縮まってくるのがいいですね。

    思わずこんな素敵な恋が出来たらいいなあと思うような作品でした!

    続編の「ビフォア・サンセット」「ビフォア・ミッドナイト」もあるそうで、観てみようと思ってます。

  • 恋愛映画といえば、美男美女が短時間で(遅くとも10分以内に)恋に落ち、「死ぬほど愛してる」と語らうのがお約束である。

    常々これが"嘘くさい"と感じていた。恋心が芽生えるリアリティーがなさすぎるのだ。「美形なら、相手は誰でもよかったんじゃねーの?」みたいな。

    本作はそれに対する"アンチテーゼ"というか、ふたりが出会いからひたすら語り合い、気持ちが変化していく過程を追う。アドリブも入っているのだろう。会話はきわめて自然でリアルだ。

    会話内容も、歯が浮くような甘ったるい感じではなく、いかに生きるべきかみたいな若者に共通するテーマを語らっており、飽きずに聴くことができた。

  • It feels like so real that we may talk to a stranger and have a similar experience. What the other person left the impression is lingering and warming. However, that is just a glimpse. In the end , the shortened meetup creates lasting memories.

  • 2007年9月鑑賞。

    旅と恋愛とは似ている。
    両方とも、『期待する』わくわく感があること。

    そんな両方の『期待する』を表現している映画なのかな。
    この電車に乗ってドアが閉まればしばしの別れ。
    帰りの電車と飛行機の中では、それぞれが『終わりか』『これから始まるか』を問い続けている間に家について。またいつもの生活が始まってしまうんだろうな。
    あたたかさとせつなさな映画。

  • リチャード・リンクレイター映画体験は「スクール・オブ・ロック」と「バーニー」だけなので、こんな映画を見せられて驚いている。

    ヨーロッパ旅行をしているアメリカ人の男ジェシー(イーサン・ホーク)と、ソルボンヌに通うフランス人の女セリーヌ(ジュリー・デルピー)が電車にたまたま乗り合わせ、言葉を交わしたのをきっかけに意気投合する。
    ジェリーは翌日帰国するためウィーンで下車することになっているのだが、セリーヌもそこで途中下車することに。
    そして、翌朝日が昇るまで、2人はウィーンの街を遊歩する。本作はほとんど2人の会話だけで織り成されている。

    ある意味観光映画ともいえるかもしれないけど、なんとウィーンの街はまったく魅力的に撮られていない。たぶん意図してのことだろう。

    かわりに、この2人の主人公がかなり魅力的。
    ほんとうは繊細で弱いのに/弱いから、すぐに冗談で会話を混ぜっ返す、まだ少年のような一面を残した青年を演じるのにイーサン・ホークはほんとに適役。

    そしてなにより、ジュリー・デルピーという俳優の自然な演技がすばらしかった。どこかで見た顔だと思ったら、ゴダールの『映画史』でクリムトの絵みたいなショットで出演していた俳優だ。
    知的で、ちょっと背伸びをしたがっている、こちらも実は少女のようなあどけなさを隠し持った女性を演じているが、もはや演じているなどとはいえない。とくに笑い声がすごく良い。

    たんに恋愛映画とはカテゴライズしたくないくらい、若者の恋を描きながらもとても風通しの良い映画だ。ウィーンの石畳からたちのぼってくる夜気が肌に感じられるようだった。
    2人の別れは「明日」だと決まっている。しだいに高まってくる恋心をその夜気が冷まそうとする。

    日が昇ってから、朝の静寂のなかで別れを惜しむ場面が息を飲むほどの美しさだった。

  • 2回目。ドキュメンタリーっぽい映像が良い。無いけどありそうなシチュエーション。続きも見たい。

  • たぶん、2回くらい見ていると思う。
    最初の方で男が、子供の頃に死んだお祖母ちゃんを見た話をして。
    それからちょっと後、女に輪廻転生を合理的に否定してみせる、あの感じが好き。
    そうそう。男と女の会話って、そんなもんだよなーってw
    そのとりとめもない感じがいい。

    とはいえ、前に見た時も思ったけど。
    ここで交わされる会話って、意図されたテーマみたいなものがあるのかなー。
    ま、そういうのを知って、ふんふんする映画でもないと思うんだけどさ。
    でも、見るたんび思ってしまうw

    ていうか、DVDのジャケットに写っている二人のイメージが、映画の中のイメージと全然違う(二人とも、こんなカッコつけてないよね?)のはなぜ?(爆)

  • 恋愛もの。最後まで引っかかるものはなかった。

  • 1995

  • 旅先で知り合った二人が街歩きしながらひたすら会話するドラマ。意欲は買うけど、正直、退屈9割というところ。会話の内容が命で、人口が増えたので魂が分割されているとか、99人の女と1人の男がいる島は翌年には99人の子どもができるいるが、逆だと一人しか増えないといった話。食い入って見てしまうほど面白くない。普通の男女が感心するような話をしているのもおかしい。といって、普通の男女がここまでバラエティに富んだ会話もしないだろうと思う。その中途半端さで退屈のほうが勝ってしまう。日本映画だとリアリズム主義でカメラが内面に入っていくが作風が違う。会話は自然でアドリブがいくらかあるのではと思うが、カット割などはしっかりしているので、丁寧につくられてるのかもしれない。かと思うと、髪が急に三つ編みになったりいい加減なところもある。会話が多いと字幕が増える。会話のニュアンスなどは字幕では全部感じ取れない。インターフェイスが入ることでこんなドラマは不利だ。

    けっこう金を使っているが、泊まれないのか。ラブホテルってないのだろうか。詩を書いて売ります なんて男、危なくて普通は近づかないだろう。コンビニは?スマホがあればあのまま別れるということもなかっただろうと違和感がいつまでもつきまとう。

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