乱暴と待機(通常版) [DVD]

監督 : 冨永昌敬 
出演 : 浅野忠信  美波  小池栄子  山田孝之 
  • キングレコード (2011年5月10日発売)
3.23
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本棚登録 : 630
感想 : 123
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988003805258

感想・レビュー・書評

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  • 2010年作品。原作は読みました。とりたてて面白いとは思わなかったのですが、私は読んだ本が映像化されていると鑑賞してしまいます。今回も同様です。30分ほどで、これは違うと思いわしたのですが我慢していたら面白くなるかもしれないと思いつつ最後まで観ました。結果は面白くありませんでした。浅野忠信さん・山田孝之さん・小池栄子さん・美波さんの4人の登場人物。美波さんに馴染みはありませんが、3人の方々は好きなので期待したのですが残念です。美波さんが演じるような人格は誰でも持っているとは思うんですが、全ての登場人物に共感できる部分はありません。コメディですが、私の感性では笑えなかったなあ、きっと、この世界観にハマる方には、たまらないでしょうね。そんな皆さんには申し訳なく感じますが。

  • 一緒に見た友達、内容、いろいろとベストな環境だったからおもしろすぎた。非日常的だけど、おかしいけど、ゲラゲラ笑えちゃう。

  • これは面白い。日本のコメディ映画の中でもトップクラスに面白かった。登場人物はわずかに4人だが、しかしその中でここまで面白いシナリオを作り上げるのは監督の腕であることは言うまでもない。ベストアクトは登場人物4人みんな。個人的に小池栄子は日本映画界の宝であり、彼女を出せばどんな映画も映えるし説得力を持たせると思う。美波さんはもの凄く綺麗で一気にファンになりました。脚本に文句言うなら最後の話のばたばた感がちょっとあざとかったので-1にしました。

  • なるほど、
    本谷有希子作品だし、
    もともと舞台だし、
    映画もなんだか舞台っぽくなっちゃうのはわかるんだけど、
    もうちょっと映画ならではの演出があっても
    よかったような。

    それぞれの役が、
    すごーくハマり役。

    「ん?」
    「ぁん?」
    「んな、バカな・・・」
    と思いつつ観続けてしまうのは、
    本谷有希子の上手さなんでしょうね。

  • 『偶然にも最悪な少年』、『乱歩地獄』に続く個人的大ヒット。

    けだるさとシュールさと愛らしさ、全部含んで『乱暴と待機』って感じで。

    浅野忠信さん、山田孝之さんが安定の味のある演技を行う中、何気にキラキラ光ってたのは小池栄子さんな気がします。

    小池栄子さんのお芝居好きです。
    役にもぴったりでした……^^;

    原作をビレッジバンガードで見てから、映画か小説か、とにかく見てみたいなあと思っていたのですが、TSUTAYAでたまたま見つけたので映画から入りました。

    引用にも書きましたが、「永遠の愛は疑ってしまうけど、永遠の憎しみなら信じられる。」がストーリーの幹となっており、最後までブレずに貫き通しており、最初から最後まで爽快でした。

    登場人物自体はブレにブレているのですが。

    ナナセちゃんとバンジョウくんがセックスをしているのをあずさちゃんが目撃してからのシーンなんか、秀逸すぎる。

    あずさちゃん破水、バンジョウくん出血、ヤマネさん宙づり、ナナサちゃん119、なんてこったい。

    『偶然にも~』で蒼井優がマヨネーズぶっ飛ばすシーンくらいよかった。

    原作もぜひ読んでみようと思います。

  • 予告が気になったから借りたのだが、世界観や雰囲気を楽しむ作品であると思う。

    一応分類的にはコメディーに入るので、そもそも内容はあって無い様なものだが、見どころとしては、中心人物である"兄妹でもないのに狭い部屋で同居する男女"と"その近所に引っ越して来た夫妻"の4人を演じる俳優陣が豪華な点が見どころ。

    特に浅野忠信においては、キモオタ系の役柄がなんともハマり役。いつもカッコイイ浅野さんが、あんな役柄も演じられるとは、演技の幅に驚かされるものである。

    まぁ好き嫌いが分かれる映画だと思うので、その点を踏まえて鑑賞してほしい。

    [STORY]
    人間の可笑しみと哀しみを、暴力的なまでのうねりと疾走感で描く、気鋭の演出家・作家の本谷有希子。彼女自身の作・演出で05年に上演され、その後小説として刊行された『乱暴と待機』は、男女四人の淫靡で滑稽な物語。
    07年のカンヌ映画祭批評家週間に出品された『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』に続く、本谷作品の映画化に、日本映画界を背負った実力派の俳優・監督たちが集結した。“覗く男”英則には、日本が世界に誇る映画俳優の一人・浅野忠信。
    対する“覗かせる女”奈々瀬には、これまで蜷川幸雄らの演劇で抜群の舞台度胸を披露してきた美波。あずさ役は、女優としての評価を年々高めている小池栄子。あずさの夫・番上に扮するのは、個性派として熱烈な支持を集める山田孝之。
    監督は、『パビリオン山椒魚』『パンドラの匣』などで、その多彩な映画技巧で天才の名を欲しいままにしてきた冨永昌敬。今作では、奇天烈な四人の男女が織り成す複雑怪奇な人間劇を、六畳間の息詰まる空間にねっとりと映し出している。
    さらに主題歌を担当は、熱狂的な支持を急速に拡大する現在要注目のバンド・相対性理論が、大谷能生と共に、ユニット「相対性理論と大谷能生」として担当。
    次世代カルチャーの担い手たちが、豪華に、そして濃密に作り上げた作品世界は、観る者すべてを魅了する!!!

  • 小池栄子の小ゲロ

  • 録画を漸く。登場人物四人しかいなかったけど、とても濃いひとときで面白かったです。皆さん強烈。小池栄子さんの迫力も、美波さんの紙一重なところも好きです。結局、浅野忠信さんの言ってた復讐がどうなったのかわからないですが、なんだか多分幸福な終わり方なんだろうと思います。

  • 4人しか出てきません。この4人が全員ダメじゃん。完全に屈折している。

    山田、小池が引越ししてきた時から物語は始まる。山田が近所に引越しましたと挨拶をしていく。そこで兄妹(浅尾、美波)で住んでいる家に行く。山田が妹と知り合う。何処かおどおどして風変わりな妹。後日奥さんの小池がその妹に会う。実は二人は同級生だった。浅尾、美波は兄妹ではなかった。
    それぞれに鬱屈した物を抱えている。

    浅野忠信は妙に存在感と短いセリフの中に説得力がある。一見冴えなくウダツの上がらない、そして病的な偏執性を堂々と演じている。その堂々さに浅野オーラを感じてしまう。

    美波はジャージ姿でロングにメガネでごくせんのヤンクミぽい。ヤンクミよりも微妙なエロさを感じてしまう。他の3人が個性的でアクが強い中で埋没する事無く存在感を出している。この中でキャリアは浅いけど凄い役者になるかもしれない。ただ一つ残念な事は山田との絡みでお尻を見せます。「尻を見せたら乳も見せんかい。」と思ってしまいました。

    山田はどこか気弱で人は良いけどいい加減。奥さん小池は妊娠しているけど、美波と浮気はしてしまう。

    この手の役はウマいです。

    小池はこの人も器用な役者さんだなと思います。今朝のテレビ小説に出てます。母性を感じさせる日本のお母さん役とかが板についてますが、気の強い勝気な人も意地悪い人の役も上手いなと感じました。

    この4人が上手く絡み合い溶け込んでいます。話の内容的にはチョット複雑で観ながら同時には理解出来づらいかもしれないです。後からアレはアアだったのかと気がつくような感じです。それは戯曲が話題となり映画化されたという事もあるのかなと思いました。

  • 田舎の話弱いなー
    最初のカットがすごく可愛い

    皆顔が正統派なのもいい
    ななせが完全に自分と重なって(でも顔が可愛いから余計に生きづらそう)
    最後のシーンはなんか救われた気がした

    めんどくさい女なのをひた隠しにしてヘラヘラ笑うななせに
    「めんどくさくてもいいよって言ってやれなくてごめんな」っていう山根の台詞が最高
    あと小池栄子も最高

    最初ホラーなの?コメディーなの?とか若干引いてたのに見てたら楽しくなってくる
    長さも飽きないちょうどよさ

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