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- / ISBN・EAN: 4523215058650
感想・レビュー・書評
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こんなこと言ったらそれで終わっちゃうけど、もはや個人個人が何か考え方を変えたからって、大企業に太刀打ちはできないと思う。
企業が工場で大量生産するのも、こういった飛躍が起こる前に、普通に行われていたことの、大規模化にすぎない。と、言えると思う。
違いは、人道的であるか、ないか。(安全面は今は置いておきます)
たとえば一頭のニワトリを殺して食べるのに、自分で殺めたなら、いただくということにものすごく感謝すると思う。
ケンタッキーは毎年一回殺めた鳥達に成仏してもらうためにお祈りをしているらしいが、動物愛護団体がその会場の前で反対運動をしている。
神社にお参りに行ったとき、気持ちとして行くのか、行事として行くのかという違いに近い気がする。
こういうドキュメンタリー観てると、最終的に辿り着くのは、じゃあ、どうしたらいいの?
事実を見せつけられて、「どう?知らなかったでしょ」で終わるのはちょっと無責任な気がする。
そのあと、どうすればいいのかは自分で考える。では、たぶん行動には発展しない。
正直に言えば、肉は美味く、料理のうえで必要で、料理は楽しいし、、、美味しくいただく。
ベジタリアンになろうとはこれっぽっちも思わない。
ただ、フードインクで出てるけど、肥えたニワトリは太りすぎて歩けなくなる。というのは、非情だなと思った。
人間でいうなら、超肥満の人を、巨人が美味しくいただいてるってとこか。
童話でそんな話があったような気がするけど、それと同じことを、僕たちはやってるんですよ!
なーんて言われても、食べる。
代わりに、唯一できることは、美味しくいただき、残さず、細部まで、しっかりと、味わって、食べる。
有り余らせないで、ごちそうをいただく。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「これは食用じゃない、売り物だ」
漁業従事者の言葉が印象的。
グローバル化と食糧の大量生産、貧富の差…。
実際に現場でどんな事がおこっているのかを知ることができる。
鳥の屠殺工場のシーンはショックだが、自分達の食べているものはどうやってできているのか、知っておかないといけないと思うので、あのシーンは必要なのだと思う。
食糧の工業化はもう止められない。
低価格を望む消費者の希望を叶えてきた結果なのだ。
エンディングに無人で動いている日本の食糧工場のシーンは、
世界の近い将来の姿を現している。 -
鶏が加工されていく過程は、わかっていても衝撃的だった。
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工場のラインに載せられているヒヨコたちの姿は、インパクト大。
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2021年4月期展示DVDです。
最新の所在はOPACを確認してください。
TEA-OPACへのリンクはこちら↓
https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00471184 -
すべて「ひらがな」の題名が、心に留まった。
表記からして、とても易しい内容かと思ったが、必ずしもそうではなかった。
本編を見た後、パッケージのヒヨコを見ると、とても切なくなってきた。
2005年の作品みたいなので、今から見るともしかしたら、少し古い(現在では状況が変わっている)部分があるかもしれない。(例えば、ブラジルの森林などは、更に開発されているだろう) -
『フード・インク』に続くシリーズになっていたので観てみた。
今回はアメリカではなく、ヨーロッパを中心に食糧生産の現状をリポートしたドキュメンタリー。
現在、世界では大量の食糧を生産できているのに、多くの人々がまた餓死、ないしは栄養失調で亡くなっているという。なぜこうなったか。
それは利益追求とそのためのコスト削減によって世界の需要と供給のバランスが大きく崩れ、貧富の差が広がっていったからであり、現在もさらにその差が広がっているという。
なるほどそうなのだな、と感じることができた。んが、それではこの流れをどこから変えていけるのか、変えていけばいいのか、そういった点での指摘はなかった。観る人が考えてねというのだとしたら、ちょっと残念。
グローバル化が進んでいる点で、一つ変えれば済む話ではないのはわかる。網目状になっているから、様々な点を同時に変えなくてはならないはず。
少なくとも日本も含め、明らかに毎日大量に余る食品を、そこまで生産する必要があるのかということについて、なんとかすべきではないだろうか。そういう点について、ヨーロッパ各国がどのような対処を考えているのかも取材するべきだったと思う。
また、映像のつながりという点で、何の脈絡もなく別の国に映像が飛んでいるような気がした。そうなると、ただ食品について取材した映像を流しましたという印象しか残らなくなるので、ここも残念な点だった。
『フード・インク』のようなスタンスで、世界各国の食糧事情、食糧生産や農業・畜産業に関して個別に取材して映像化すべきではないかと感じた。ちょっともったいない。