縞模様のパジャマの少年 [DVD]

監督 : マーク・ハーマン 
出演 : エイサ・バターフィールド  ジャック・スキャンロン  デヴィッド・シューリス  ヴェラ・ファーミガ  アンバー・ビーティーアンバー・ビーティー 
  • ワーナー・ホーム・ビデオ
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感想 : 50
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988135893383

感想・レビュー・書評

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  • 見終わったあとしばらく立ち上がれなかった。
    余計な描写がなく、すごくシンプルに静かに物語が進む。
    暗く重い歴史、ホロコーストを背景にしているが、よくある戦争映画と違い直接的な暴力や血などが映されていない。
    その分演者の表情や周りの景色で観客に"あの中"で何が行われているかわからせる。うまいなぁと思った。
    また、だからこそ余計にラストのショックと、何とも言えない哀しみがずしっと残る。
    少年がかわいいんだまた。
    それがさらにせつなくさせる。

    見た方がいいとは言わないが、素晴らしい作品なので是非見て欲しい。

  • どんなことだって正当化できてしまう危うさを、一番全うな意見を持っていなくちゃいけない立場の人たちが平気で持ち合わせているという事実。いや、そうではなくて、いい意味でも悪い意味でも立場は人を作るということなのかもしれない。それに、個々の人々が、勿論「悪くない」わけではないけれど、世の中全体の空気とか圧力とか、たとえば伊坂幸太郎がいうところの「システム」のようなものが、一個人が抗えないほどの支配力をもっているのかもしれない。

    いずれにしても、これまでの地球の歴史を語るのに、戦争というワードは必須だし、信じがたいような、酷い、残虐なことが沢山あったということは、まぎれもない事実、現実だということ。

    いい大人なら、普通の頭でわかる当たり前のことが、当たり前でなくなることの恐ろしさ。そこに、疑問をもつことの大切さ。抱いた疑問をうったえかけることの困難さ、それに伴う勇気。
    色んな事を考えさせられる。あまりに自分には無関係で遠いことで、本当の意味で自分事だとしてとらえるのは、やっぱり難しい。当然だと思う。だけど、やっぱり、ほんの少しだって、考える時間を持てるなら、それでも十分大切なことなんじゃないかと思う。
    本当に大事にするべきものは、何か。
    本当に良いものとは、何か。
    本当に素晴らしい世界とは、何か。

  • 軍人である父の仕事の都合で田舎に越してきたドイツ人少年が出入りを禁じられた森を抜けた先で会ったパジャマを着た少年と友情を育んだ結果、大変に衝撃的な展開に繋がる激重映画。

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