永遠の僕たち コレクターズ・エディション [DVD]
- ソニー・ピクチャーズエンタテインメント (2012年4月24日発売)
- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4547462081254
感想・レビュー・書評
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2018/12/16
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アナベルの可愛さ!
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余命3カ月の女の子、両親を亡くし、自分も臨死体験をした、人の葬式に行く死に取りつかれた少年。すでに死んでいる日本兵ヒロシ。
この3人が死について向き合っていく。
死への向き合い方がかなしくなくていい。
映画の透明感がとてもいい。
彼の中で彼女はねむることはない。Restless -
両親の死を受け入れられない少年(演じるのはデニス・ホッパーの息子、ヘンリー・ホッパー)が末期がんの少女に出会って恋をしてって筋書きに、あまり意味なく日本兵の幽霊が絡むという、いかにも思春期の少年少女が好みそうな(?)脚本で、目当ての加瀬亮も坊主頭じゃいまいち萌えず(そういや「硫黄島からの手紙」のときもそうだった)水彩画のようなうつくしい映像にもぜんぜんのれなかった。死をテーマにしているが悲壮感はなく「ヴァージン・スーサイズ」を観たときのような、胸くそのわるさがまたよみがえる。これは全体を覆う、お洒落な雰囲気を消化しきれないもやもやだとおもう(舞台も最初アメリカじゃなくて、イギリスかどこかだと勘違いしてた)それでもアナベル(ミア・ワシコウスカ)のファッションはかわいくて、見ててたのしかったし真似したくなった。とくにベージュのワンピース&パンプス+ダルメシアン柄のコート+赤い手袋ってコーディネイトが素敵だ。芥子色のカットソーにエメラルドグリーンのカーディガンって部屋着の配色も絶妙だった。作品としての印象はうすいが、うごくカタログとしてはそう退屈じゃない。あれからずっと赤い手袋をさがしてる。
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両親が死んで生きる気力の無い主人公と
ガンに冒されたヒロイン。
寂しく辛い設定でありながら、
非常に強く生きる若者に
ありがたささえ感じる。
暗い話にならずに明るく生きて見せるあたりが
新鮮で、すがすがしい。 -
一言でいうと、変な映画。
フレンチっぽい雰囲気なのに、特攻隊とか切腹とか。。。違和感ありありだけど、死を扱っている割にライトな作品。 -
これは賛否両論わかれるんじゃないかな?っていう変な映画です。
オープニングの『Two of Us』と
エンディングの『The Fairest of the Seasons』はずるいよー!
反則やろー!(笑)
お話自体はクソベタです。韓流ドラマか!!って感じで。
でも、クソベタな設定をブチ込みまくることで
クソベタを超越してるんですよね。
話の骨格はクソベタなんだけども、ディテールが全部変なんです。
だって、加瀬亮演ずる特攻隊員のヒロシって何で出てきたんだよ!!!
って、変に思いませんか?
そこじゃないと思うんです、この映画は。
ガス・ヴァン・サントの映画はあまり観てなくて、
『グッド・ウィル・ハンティング』を昔観たけどあまり覚えていない・・・。
『ミルク』は良い映画でした。
この人の印象としてあるのは、オルタネイティヴ世代(=ヒッピー世代の子どもら)
と絡んでるなってこと。
監督はそれより全然年上なんだけど。
あと「ゲイ」と「死」の印象がすごく強い。
具体的に言うと、
リバー・フェニックス。カート・コバーン。
そしてエリオット・スミス。
今作の主人公もデニス・ホッパーの息子。
デニス・ホッパーといえばこないだ『OK牧場の決闘』を観ましたけど、
やっぱり『イージー・ライダー』のイメージだし。
この映画も冒頭からずっと、すべてにおいて「死」がまつわる話。
墓、事故死、脳腫瘍、戦争、原爆、特攻隊、自殺・・・
葬式とキリスト教、そしてダーウィニズム。
ストーリーは「人生の残り時間」って感じの話でしたけど。
なんていうか、この映画は
監督が今まで関わってきたリバー・フェニックスやエリオット・スミス等々
自分より若くして亡くなった人に対しての
弔辞にしたかったんじゃないのかなあ・・・と思わされます。
ヘンリー・ホッパーからすれば、父親に対しての弔辞。
あと、個人的にミア・ファロー→グウィネス・パルトロウ→ミア・ワシコウスカっていう
三段論法のこういう顔立ちの娘に弱いです。純粋に好き。
この映画と一緒に『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』も観ると良いと思います。