遺跡の声 (創元SF文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 銀河の辺境、”ペルセウスの指”宙域をホームグラウンドとする遺跡調査員の一時代を追った連作短編集…と言っていいと思う。
    調査員に、トリニティという相棒がいた時代。
    作品の雰囲気が似てるので人によってはダレる、という評価もあるかも知れないけど、自分にとってはどれも粒ぞろい。
    SF大賞を受賞した「太陽風交点」以下、ハードSFの傑作なのはもちろんだけど、迫って来るのは絶対零度の虚空の実感や、遥かな時の流れ、そして喪失感。
    主人公の設定が自分の小説サイトの息子(オリキャラ)と似通ってるのも一興。
    かたや銀河系辺境の遺跡調査員、こっちのアレンはアンドロメダ星雲辺境の旅行記者。
    長らく更新停止状態だけど、アレンの新作を書いてみたくなったな。

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著者プロフィール

1952年 山口県生まれ、画家
山口県下関と奄美大島とで絵画制作中

現代日本絵画展大賞 昭和会展優秀賞 モダンアート展協会賞 小林和作賞 山口県芸術文化振興奨励賞 損保ジャパン美術財団奨励賞受賞者展優秀賞 リキテックスビエンナーレ展受賞 安井賞展 明日への具象展 具象絵面ビエンナーレ 日本青年画家展 現代美術選抜展 両洋の眼・現代の絵画展 前田寛治大賞展 プサン青年ビエンナーレ テグアジア美術展 その他多数

個展:北九州市立美術館、下関市立美術館、日動画廊、日本橋三越本店、中宮画廊ほか多数
収蔵:下関市立美術館、大分市立美術館、東郷青児美術館ほか多数
出版:エッセイ集「波打ちぎわ」パステルスケッチ集「加計呂麻」

「2008年 『今夜も眠れないこの島で 奄美からの手紙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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