もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら [Kindle]

著者 :
  • ダイヤモンド社
3.69
  • (37)
  • (57)
  • (60)
  • (7)
  • (5)
本棚登録 : 665
感想 : 73
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (220ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ①小説として
    夕紀の死は、必要性を感じなかった。順調すぎるため、無理やり挫折を作った感。
    また、物語の〆(インタビューでの正義の言葉)は微妙だった。

    ②マネジメント入門書として
    マネジメントを学ぶぞ、と思い読むと良い。
    またこの後にマネジメントの本を読むべき。

    ③アイデアとして
    何かと何かの掛け合わせ。
    理論の転用。
    この二点で、優れていた。

  • 記録

  • 高校野球をしていた頃を思い出しながら読むことができた。「組織を動かす」上で構成する個人に対してどのように働きかけるべきかなど基礎的な部分を学ぶことができた。実際に『マネジメント』を読んでみようという気になる。

  • ドラッカーの「マネジメント」を野球部という組織に落とし込んでみた小説(小説というよりは進研ゼミの付録の漫画みたいな感じ)。
    企業経営の話を、野球部に例えることで頭も柔らかく考えることができて非常に勉強になった。
    <印象にのこったこと>
    マネージャーの資質は【真摯さ】。真摯さはとってつけるわけにはいかない。ごまかしがきかない。ともに働く者、特に部下に対しては真摯であるかどうかは2,3週間でわかる。無知や無能、頼りなさには寛大だが、真摯さの欠如は許さない。彼らはそのような者をマネージャーに選ぶことは許さない。

  • 非常に楽しく読むことができた。
    ストーリーとしてやや強引な所はあるかもしれないが、
    「ドラッカーのマネジメントを学べる」という意味を
    持ちながら、ストーリーを楽しめるので
    とても良かった。

  • 人を生かすこと。それぞれの価値観や生き方などをみていくこと。

    マネジャーは管理することではなく、生かしていくこと。WIN-WINを築くこと。

    顧客とは単なる「お客様」ではなく、その物事に携わる人のことだったり、車を「ステータス」として買う富裕層だったりと。ものによって見方は様々だ。

    そうルマティックスだったら、学校、生徒、ファン、メンバーもそうなるかな?その目のが成り立つにあたってなくてはならないもの。そんな感じがする。

  •  もしドラの功績は、ドラッカー氏を知らなかった方に、マネジメントという言葉の意味が、「働く人たちを生かすためのものであり、社会の問題について貢献するためのものである」ということを知らしめたことだと思う。この本は、著者の岩崎さんが、数年前に偶然(20世紀最大の知性の一人と言われる)ピータードラッカーの『マネジメント』を知ったことで誕生した。

     ドラマは、新人マネージャーが、『マネジメント』を拠り所にして野球部を甲子園を導くというものである。この本は、感動のドラマをたどりながら『マネジメント』のエッセンスに触れることができる。『マネジメント』の概念について、とても分かりやすく書かれているので、中高生はもちろん、小学校高学年の皆さんにも読んでもらいたい本である。

     もし、あなたが『マネジメント』を読んだら、あなたの人生はどのように変わるだろう?この本を読むと、『マネジメント』は、会社のみならず、NPO、学校はもちろん、家庭にすらも応用の効く概念を示していることがわかる。私たちが置かれているそれぞれの組織の「顧客」とは誰だろう?その組織にとって、「顧客の創造」とは何だろう?

     昨日から今日、今日から明日へと、留まることなく続く時間の中で、置き去りにされてしまいがちなテーマ。このテーマに真剣に向き合うことによって、道は拓けるのではないだろうか?

     先ず、私たちの「顧客」は誰だろう?私たちにとって「顧客の創造」とは何だろう?というテーマを徹底的に掘り下げて、次にそのテーマを組織で共有し、更にそれを目的として定めることが大切なのではないだろうか?そして、その目的を達成するための手段についても『マネジメント』は、指針を示し導いてくれるはずである。

  • 経営学の父、ドラッカーが書いたマネジメントについての書を、
    『もし野球部という組織をマネジメントするマネージャーが読んだら?』
    という、なかなかない設定を小説にした一冊。

    野球部を舞台に組織の目的発見、人材の活かし方など非常にわかりやすくマネジメントの段階を述べており、会社だけではなく部活・サークルなどどんな団体にもあてはまるマネジメント方法だと思う。
    組織マネジメントの入門としてはオススメなのかな?
    これに興味出たらドラッカーのマネジメント読むといいのかも。


    最大の関門は、この表紙の本をレジに持っていくこと笑
    こういう絵に抵抗があるならブックカバー必要だと思う

  • 展開とか考えずに夢中になって読む愚直な性格のおかげで、後半は泣きながら読んでいた。小説としてもすばらしい。また、特に部活動顧問として、学びや実践したいことがたくさん得られた。
    【学び】 
    ・まずは部員の「マーケティング」から
    →どういうモチベーション、どういう感情でやっているのか
    ・「マネジメント」とは「人の強みを発揮させること」
    →なかなか気づきづらい生徒の良さも見つけて、生かしていきたい。
    ・「来たい」と思えるような環境づくりが一番の「サボり」対策
    【絶対実践しよう】
    他の部活に、生徒何人か引き連れて勉強しに行く(特に筋トレ)

  • もしドラブームの時は読まなかったのだけど改めて。さらっとわかりやすく読ませる。エッセンシャル版も改めて読もう。

    著者あとがきに登場人物の女子高生たちの名前が実はAKB48というアイドルグループから来ている、とあって、当時とのAKB48の立ち位置の違いを感じる。

全73件中 51 - 60件を表示

著者プロフィール

1968年、東京都生まれ。1991年、東京芸術大学建築科卒業後、作詞家の秋元康氏に師事。 放送作家として『とんねるずのみなさんのおかげです』『ダウンタウンのごっつええ感じ』等、テレビ番組の制作に参加。 その後、アイドルグループAKB48のプロデュースにも携わる。 2009年、『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』を著す。他に『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「イノベーションと企業家精神」を読んだら』 などの著作や、絵本の編集、メールマガジン『ハックルベリーに会いに行く』、YouTube『よいこチャンネル』の配信などに携わる。

「2022年 『ゲームの歴史 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岩崎夏海の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×