理由(わけ)あって冬に出る 市立高校シリーズ (創元推理文庫) [Kindle]

著者 :
  • 東京創元社
3.21
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感想 : 21
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感想・レビュー・書評

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  • 「叙述トリック短編集」が面白かったので、こちらも読んでみた。(叙述トリックを引き摺っててあれこれ疑い、いやこれ違うんだった…を繰り返してしまったけど) 以前からおすすめに上がっていて何度も目にしていたんだが、読んでみたら面白かった。
    主人公の葉山君がなかなか良い。柳瀬さん&母がむっちゃ良い。笑った。
    でも、伊神さんにはいまひとつ魅力を感じなかった。
    シリーズになったいるようなので今後印象が変わるかも知れない。他のも読んでみようと思う。
    あとがき、楽しい。

  • 評価は微妙よりのつまらない。
    キャラクターに魅力がない、伊神さんというサバサバした探偵役が唯一、ありきたりではあるけど面白いかな?
    トリックも動機も好みではなかった。
    たぶん、建物の構造がトリックの要になるタイプは好きじゃないんだと思う、構造図を覚えるの大変だし、それに対して推理するのは尚更。
    高校生の妊娠とか、教師と生徒の恋愛とか苦手な要素が多すぎる
    シリーズものだけど続編は買わない

  • ●学園モノ
    ●コメディチック
    ●幽霊
    ●ライトノベルチックで読みやすい

  • 私には合わなかったようで面白さが分からなかった、残念。

  • Audibleで視聴。目次も見ずに聞き始めたので、短編集なのかと思った。あまり大きいとは言えない謎を終盤までしっかり引っ張って長編にしてあり、丁寧に書かれていればこんな作品にもなるんだなって思った。ありがちな学校の怪談をそれだけで終わらせず、意外な方向と絡ませていて面白かった。

  • かなりライトに楽しめる。
    最後の件は少し性急過ぎた感がある。

  • (Amazon Kindle Unlimited にてレンタル)
    高校生達のワイワイした感じが楽しくて、その雰囲気の中にずっと浸っていたい、読み終わるのが勿体、という気持ちになりました。
    特に、葉山君と伊神さんの掛け合いが最高。声出して笑ってしまった。
    ただ、トリック自体は途中で推測できてしまうくらいの難易度です。

  • コメディ✖️ミステリーでさくさく読める!最後のオチはツラいけど、あなたは悪くないよー!

  • 似鳥さんは動物園シリーズがお気に入りで続けて読んでますが、こちらがデビュー作らしいので試してみました。

    似鳥さんの作品は、「一見普通だけど一皮剥けば全然普通じゃない」キャラ造形が魅力のひとつだと個人的には思っているんだけど、流石にデビュー作では登場人物がみんな割と明るい普通の高校生なのが、初々しいけどちょっと物足りない。中で一番光ってたのは柳瀬母。好きです。

    怪談話と怪奇現象の違いの解説とか、オマケ風の注記がデビュー作からあったんだ、という発見とか、くすぐられる点は多々ありました。

  • 「レジまでの推理」から。
    たまたま営業再開した書店で購入できたのは僥倖だった。
    端的に言って、疲れているときの読書に最適な本を書いてくれる著者に出会えたと思う。
    ライトノベルみたいだという意見もあるかもしれない。
    確かに、各キャラクターの性格も面白く設定されていて、それだけで読める…あまり筋書きがどうとかではなく…かもしれない。しかし、ただ単に葉山くんたちキャラに魅力があるだけではないと思う。掛け合いが楽しいのは、著者がさりげなく会話にうんちくを混ぜていたり、言い回しが独特だったりするためだと思う。すなわち文章として質が高いから、読んでいて疲れず楽しいのである。
    また、トリックそのものに非常な独創性があるというわけでもないかもしれない。だが、真実が明らかになっていく過程は単線的ではなく、段階を経ていて、一気に解けるという感じではなかっただけに現実味もあった。つまり良く構成された物語だと思った。
    探偵の伊神さんも変わったひとだけど頼もしいし、何となく誰かの助手的存在になってしまう葉山くんにどこかシンパシーを感じてしまう。この後のシリーズも読みたい…ということで即全巻注文してしまった…
    疲れを理由にミステリばかり読むのは、だめかもしれないけど、その時読んでいて楽しいものをこそ読まなくては、とも思う。ミステリだって様々な種類があるし、比較してこうやって感想を書くのも面白い。
    悲劇的なもの、考えさせられるもの、人生に影響を与えそうな本、確かに大事だと思う。でも、心を揺さぶられるのは今じゃなくてもいい、とも思っているところ。深夜までの残業で、すでに心は揺さぶられまくっている。
    ミステリの中でも、好きな既存のシリーズを読むなど、定番と思われるような設定や展開でも、今は「安心」して楽しみたいと思ってしまう・・・

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著者プロフィール

1981年千葉県生まれ。2006年『理由あって冬に出る』で第16回鮎川哲也賞に佳作入選しデビュー。「市立高校」シリーズ、「戦力外捜査官」シリーズ、「楓ヶ丘動物園」シリーズなどの人気シリーズの他に『難事件カフェ』『迫りくる自分』『きみのために青く光る』『シャーロック・ホームズの不均衡』『レジまでの推理~本屋さんの名探偵~』『101教室』『彼女の色に届くまで』『100億人のヨリコさん』『名探偵誕生』『叙述トリック短編集』『そこにいるのに』『目を見て話せない』『生まれつきの花 警視庁花人犯罪対策班』などがある。

「2023年 『育休刑事 (諸事情により育休延長中)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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