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感想・レビュー・書評
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少年ジャンプの「花の慶次」で有名になった。小説の方が、もう少し現実的で面白いと思う。でも、読むきっかけは、「花の慶次」(笑)
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超男前の慶次郎。作者も彼にベタ惚れなのが読んでいてよくわかる。
だけど私はこういう”みんなが大好き”という人間を好きになれないタイプなので、★3つ。 -
弱点・限界がないので緊張感が続かない。
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隆慶一郎先生大好きです。
古い価値観ですが「男の生き方」を教えてくれたと思っています。
覚悟、コダワリは身命をかける。自分の納得できる筋を通す。多様性を認める。私の生き方の指針です。
勧善懲悪でない時代小説が好きで、「山田風太郎」「柴田錬三郎」「池波正太郎」「隆慶一郎」先生たちが代表格。その中でも本書が最高の中の一冊。 -
天下の傾奇者、前田慶次郎の一代記。傾奇者とは派手な格好と異様な振る舞いで人を驚かすのを愉しむ者だが、前田慶次郎の傾奇く度合いの桁外れなこと。その破天荒な生き方に惚れ惚れする。もちろん脇役の描き方も丁寧。さすが隆慶一郎、失敗がない
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隆慶一郎氏の歴史小説を読んだのは初めて。面白かった!
司馬遼太郎氏とはまた書き方が違うのだが、やはり克明にリサーチして書かれている。本書の主人公は前田慶次郎という武士で、戦国時代終盤から江戸時代に活躍した人である。
歴史小説は、事実に基づいて想像で書く部分も多く、キャラクターをどう描くかが重要になる。慶次郎は「かぶき者」と呼ばれ、つまり派手好きでおしゃれ、戦闘に強く、そして詩歌や茶を愛する文化人でもある。
前田利家の家臣だったが破門されて、牢人としてどの家にも属さずに一匹狼で活動した。有能な助っ人はもちろんいた。その活躍が秀吉の耳に入り、慶次郎は朝鮮侵攻の調査役を任命された。そこで韓国人のパートナーと出会い、その後の人生を共にする。
慶次郎の性格は豪快で、おちゃめである。巨体の馬を野生から手なずけ乗り回し、武器は主に長い槍である。元は忍びといって忍者の家系出身だが、忍者が当時どれほど陰で各地の大名を支えていたかもわかって面白かった。
最初とっつきにくい感じはしたが、慣れてくると読みやすく感じた。他の著作も読んでみる予定。 -
前半は面白かったが、朝鮮への渡航後はメリハリが乏しく少々迫力に欠けた。
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現在、息子が戦国武将にはまっており、名古屋でみた『おもてなし武将隊」のひとり前田慶次がどんな人物なのか知りたくて、手に取った。はじめて読んだ隆慶一郎。史実をベースにしながら、天衣無縫な生き様を説得力もって語っているさまは見事。連作短編的な構成で、ひとつひとつのエピソードをゆっくり追っていくのが気分的にも楽しい。
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「花の慶次」の原作小説。
文章にも、主人公の生き方にも勢いがあって、思い切りがあって、読了後には得も言われぬ満足感。