イン・ザ・プール ドクター伊良部 (文春文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 昔読んだはずだけど殆ど覚えてなかったから読み直し。奥田英朗は好きな作家の一人で、やっぱり面白かった。微妙に変な精神科の医者Dr.伊良部が主人公、基本的に全て患者視点の短編集。問題というか病気が解決してるんだかしてないんだか微妙だったり、その辺やっぱり奥田英朗のスタンスはいい。ちなみに海堂尊のバチスタシリーズ主人公(名前忘れた)が少しDr.伊良部に被ると思うんだけれど、あっちは長編ミステリで、個人的に全くダメだった。やっぱり奥田英朗はいい。

  • 有酸素運動よい

  • 気楽に読める一冊。

  • ふざけた精神科医とそこに訪れる心の病を持った患者たちのとの短編集。奥田英朗のこういう感じの小説は軽くて面白くて好きだ。気分転換とか隙間時間に読むのに最適。12年前の作品だけど携帯電話中毒のメール打ちの描写なんかは既にず〜っと前の話のような気がする。

  • 鬱な気分だったので一話だけと思って読み始め,一気読みしてしまった。やはりいいなぁ。10年以上前だから千葉すずとか懐かしい一方,世の悩み事はあんまり変わっていないのね,と思う。

  • 同じくパリへの道中に読了。
    読書の為に電車に乗りたいと言っても過言では無いかも。

    ずっと気になってはいた、伊良部シリーズ。
    10年以上前の作品かぁ、、、さすがにちょっと時代を感じる。

    こんな精神科医アリ!?と思わせながら、きっちり患者の悩みを解決していく。
    たまたま結果が付いてきたのか、狙って解決に導いたのか。
    どう見ても前者に感じるのに、後者じゃないかと思わせてしまう展開が面白い。

    自分の価値観に囚われて抜け出せなくなった時には、このくらい非常識でインパクトがあるものにぶつかってみれば、新しい発見ができるのかな。

  • 初めて奥田さんの本を読みました。読みやすく、笑える1冊。他の本も読みたくなりました。

  • 軽い読み物

  • 奥田さんの本は2冊め。面白い。好きかも。
    これを計算でやっているならすごすぎる神経科の医師(ずんぐりむっくり・ヘンタイ・マザコン野郎博士)のところへやってくる患者たちの物語が短編となって構成されている。
    いや…、こういう対比にさせて人と人の間に起こる妙を表現している作家の計算というか腕がすごいんだね。うまいねぇ。
    キリキリ神経症とアホ全開の対比がこんなにリアリティが持つとはね~。
    笑える皮肉さがすんごく面白い。

  • でぶっちょでやぶだかなんだかわからない医者とそこに来る患者の話。
    ぷっと笑えるところが満載。

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著者プロフィール

おくだ・ひでお
1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライターなどを経て1997年『ウランバーナの森』でデビュー。2002年『邪魔』で大藪春彦賞受賞。2004年『空中ブランコ』で直木賞、2007年『家日和』で柴田錬三郎賞、2009年『オリンピックの身代金』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『最悪』、『イン・ザ・プール』、『マドンナ』、『ガール』、『サウスバウンド』、『無理』、『噂の女』、『我が家のヒミツ』、『ナオミとカナコ』、『向田理髪店』など。映像化作品も多数あり、コミカルな短篇から社会派長編までさまざまな作風で人気を博している。近著に『罪の轍』。

「2021年 『邪魔(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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