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感想・レビュー・書評
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芥川龍之介の語る〝春の夜らしさ〟には、不穏な空気に包まれた狂気の匂いが忍び込んでいるように感じます。塵箱ひとつない丸の内裏通りの野菜サラダの匂い、春の夜は消しゴムを噛むような怖さ、電車に乗る支那の少女の耳垢の記憶、道端に立ち止まった白馬に触れたい誘惑、暖まると早く回る懐中時計の針、オウムを絞め殺しているレストランの風景・・・(昭和2年2月5日)
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