笑い [Kindle]

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  • 2012年9月12日発売
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感想・レビュー・書評

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  • 日常の現象のひとつである笑いを科学的な視点で捉え、考察した、
    非常に面白いエッセイでした。

    私自身も科学に従事するものとして、
    日頃、身の回りの現象を観察しては考察することが多々あり、
    『こういう風に考えるの楽しいよね!!!』

    と僭越ながら親近感を覚えました。
    時を越えた交流ができたような心持ちです。

    さらにこんな考察が出来るかなぁ、
    などと妄想がふくらみました。


    以下ネタバレです。

    ===============

    笑いにはすべて対象があるとするベルグソンの説に意義を唱え、
    『対象なき笑い』から出発した笑いの生理と心理の考察は、
    とても斬新な視点で、面白かったです。

著者プロフィール

1878–1935
東京に生まれ、高知県にて育つ。
東京帝国大学物理学科卒業。同大学教授を務め、理化学研究所の研究員としても活躍する。
「どんぐり」に登場する夏子と1897年に結婚。
物理学の研究者でありながら、随筆や俳句に秀でた文学者でもあり、「枯れ菊の影」「ラジオ雑感」など多くの名筆を残している。

「2021年 『どんぐり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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