日常の現象のひとつである笑いを科学的な視点で捉え、考察した、
非常に面白いエッセイでした。
私自身も科学に従事するものとして、
日頃、身の回りの現象を観察しては考察することが多々あり、
『こういう風に考えるの楽しいよね!!!』
と僭越ながら親近感を覚えました。
時を越えた交流ができたような心持ちです。
さらにこんな考察が出来るかなぁ、
などと妄想がふくらみました。
以下ネタバレです。
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笑いにはすべて対象があるとするベルグソンの説に意義を唱え、
『対象なき笑い』から出発した笑いの生理と心理の考察は、
とても斬新な視点で、面白かったです。