- Amazon.co.jp ・電子書籍 (281ページ)
感想・レビュー・書評
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次郎の幼少期から母親が亡くなるまでの話。ずいぶん昔、文庫本で読んだものが青空文庫にあったので、懐かしくて読んでみた。
里子に出されていた次郎が、どのように家族と折り合いをつけ一緒に暮らせるように成長して行ったか、をあらためて知ることができた。
父親や母方の祖父母の存在が助けになっている。(電子書籍)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
次郎物語は5部まで続く事から、幼い次郎が今後何を学んで、どんな人と恋をして、成長して行くか、楽しみだというのが読後の感想。次郎は偉くなる事が示唆されているが、それは1部が終わった時点ではどうでもいい。家族との微妙な距離感、気持ちの変化の描写が素晴らしい。本田のおばあさんが意地悪で、今後どういう関係になっていくのか個人的に興味ある。5部まで読むぞ!
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次郎がかわいらしい。
大人の思惑と子供の考えはなかなか合致しないんだなぁと思った。 -
ちょっと読み始めたら、のめり込んでしまった。子どもの頃に読んだものだが、今読んでも十分おもしろかった。
3人兄弟の真ん中の次郎が赤ちゃんの時から小学6年までの物語。次郎の気持ちがすごくよくわかり、応援したくなる。表面的に外から見ると、乱暴だったり、ひねくれていたり、大人が困るようなことばかりする子かもしれないけど、次郎には次郎の思いがあるのだ。愛情に飢え、大人に気を遣い、差別されて苦しみ、強がって意地を張る。
昔の作品だから読みにくいかと思ったが、そんなことはなかった。時々難しい漢字や古い言い方が出てくるものの、Kindleですぐに調べられるので勉強にもなった。 -
親や教育者に読んでほしい本。
子どもって単純なようで実は色々考えているのだ。
表面的なものだけを見て判断してはいけないのである。 -
本当に70年前に書かれたものなのだろうか.名作というのは色褪せないものなんだなぁと感動.この作品,ちょっとした思い出があり,感想は全て読み終わってから書きたいと思います.