闇の子供たち (幻冬舎文庫) [Kindle]

著者 :
  • 幻冬舎
3.55
  • (5)
  • (12)
  • (10)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 137
感想 : 15
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (383ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 昔映画を観た後、ではどうすればよいのか、と、原作本を読んでみたいと思っていたのだけれど、その後、古本屋で入手し、そのままになっていた本。

    20年くらい前に書かれた本で、現状、何がどう変わっているかわからないし、フィクションではあるけれど。

    何もしない私が何を思っても何を言ってもきれいごと。
    でもとにかく、読んでおいてよかった。

  • 人身売買をテーマにした小説。虚構の話…とは言い難いリアルな題材と話。事実として、この小説のような事は行われているのだろう。

    特に少年少女に行われる性行為の残虐さは、小説にも関わらず目を背けたくなるような感覚があった。

    小説としては後半が色々と話が広がったものの、良くも悪くも読者に投げっぱなしで終わっている気がする。

    ドキュメンタリーと豪語していない以上、もう少し小説的なエンターテインメント性や、起承転結があっても良かったかもしれない。

  • 資料ID:98080562
    請求記号:080||G
    配置場所:工枚特集①
    (※配置場所は、レビュー投稿時のものです。)

    ☆特集展示「SDGs特集」☆
    SDGsを特別なものとしてではなく「自分ごと」として捉え、それぞれの活動、生活の中に浸透できるようSDGsを理解し社会課題に関心を持つことを目的としています。

  • 今まで読んだ小説の中でも3本の指に入るレベルの衝撃と、気持ち悪さと、おぞましさと、悲しさだった。人身売買、幼児売春、臓器売買の闇。小説だからあくまでフィクションだけど、これはおそらくノンフィクションと言ってもおかしくないか、現実がこれより凄まじいかのどちらかだと思う。目を背けてはいけない問題だけれど、この救いようのなさに絶望的な気分になる。
    読んだ後、しばらく気持ちの悪さや吐き気が治らない。すごい一冊を、今さら知った。

  • (具体的な内容には言及していませんが、下記レビューには雰囲気のネタバレが含まれます。)

    最初から最後まで、読んでいてただの一度もポジティブな感情(うれしい、たのしい、感動等)が生まれることはなかった。
    むしろ、絶望的にネガティブな感情がずっと続いた。
    これは悪評では全くなく、極めて凄惨な現実があるということを嫌というほど思い知らされた。
    もしかするとこれを読んでトラウマになる人もいるかもしれない、というほどむごたらしい描写がそこここに差し込まれている。
    本書の10分の1を読んだだけでそれ以上先を読むことができなくなる人も大勢いると思われる。
    ただただそこには紛れもなく悲惨な現実がある。

  • 2017.10.27読了

  • 少し設定が古いがとてもリアルに感じた。最後のところに作者の伝えたかったことが濃縮されているように思う。

  • ルポだと思ったら小説だった。

  • ☆☆☆★

  • ハードな世界を垣間見れました。
    本当かな〜。
    モラルが無さすぎて疑ってしまう。
    現在は少しはマシになっていればいいのだが…
    弱い者イジメのようなロリコンは本当気分悪いわ

全15件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1936年生まれ。『血と骨』『夜を賭けて』など作品多数。

「2020年 『魂の痕(きずあと)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

梁石日の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ヘミングウェイ
辻村 深月
朝井 リョウ
宮部みゆき
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×