グイン・サーガ10 死の婚礼 [Kindle]

著者 :
  • 早川書房
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感想・レビュー・書評

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  • ナリスの陰謀が怖いくらいにハマっていく。
    中世の王族とは皆こんな感じか?とつい思ってしまう。
    作者もノリノリで次の間も楽しみだ。

  • ※ここに書いているのは感想とかレビューではないかも知れません。
    日々少しずつ読みながらのメモ+感想という感じで書いてます。
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    2023.04.24.
    夜読書「グイン・サーガ10 死の婚礼」
    第1話 前夜
    第2話 サリアの日

    9巻のミアイルの話と前後するお話。
    アストリアスとヴァレリウス達、モンゴールの兵隊たち
    そしてナリス達、カースロンの焦り。
    そしてナリスとアムネリスは婚前前夜の仕来りの塔に入る。
    ついに婚礼の日。物言わぬパロの民が粛々と道道に押しかけ
    モンゴール軍は慄く。ナリスが一言言葉を発したこともあったが。
    雨が殆ど降らないパロに暗雲から雨が降る。美しく着飾った
    アムネリスは過去を振り返りつつも公女将軍はもう居ないと思った。
    ---
    3話4話のサブタイトルが見えてるのであれだが...。
    この後は相当荒れそうだよなぁ。
    今回の1-2話は各人の思惑と婚礼の日及びその直前まで。
    嵐の前の静けさのような話でした。
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    2023.04.25.
    夜読書「グイン・サーガ10 死の婚礼」
    第3話 死の婚礼
    第4話 喪服の花嫁

    ヴァレリアスの企みにアストリアスは利用された。
    しかしヴァレリアスもリーナスも驚く。
    何とナリスが剣に塗られた毒で死んでしまった。
    ヴァレリアスは剣に睡眠薬を塗ったはずだったのに。
    毒によってナリスの姿は崩れ落ちた。
    アムネリスは悲観し閉じこもってしまう。

    間もなくモンゴール陣にミアイルが暗殺された知らせも。
    アストリアスは拷問を受け続けるが魔術で何も覚えていない。
    モンゴールの上官達の間にも互いに不穏な空気が流れる中、
    牢に戻されたアストリアスは謎の女に助けられ牢から姿を消す。
    アムネリスが未亡人の服を着てパロに永遠の別れを告げる。
    その夜、パロのルナン邸に訪れた美女は何と─。
    ---
    敵を欺くにはまず味方から─というが。今回はまさにそれ。
    しかし今後の展開はどうなるのか。まぁレムスがアルゴスに
    着き、王位宣言するのは目に見えているのでこうなったのか。
    そしてこの後旅立つルナン含めて徐々に徐々にパロ奪還の
    兵隊が集まって来ている状況ができつつある今。
    16巻で一応パロvsモンゴールの決着は付くらしいが。
    明日から読む11巻以降、まだまだ波乱はありそうだな。

  •  この巻で「陰謀編」が終わる。いやあ、最後の最後に来て大どんでん返しというか、今まで読んできていたのが、まさに巨大な陰謀であったことが明らかになり、さすがに少々びっくりした。虚々実々の駆け引きが、人の運命を狂わせ、センチメンタルなものなどばしんと否定しながら、渦を巻いている。驚いた。

     これだけのことをやってのけるクリスタル公は、実に見事というか、煮ても焼いても食えない人間として、しかもうんと魅力的な人間に描かれていてなかなかよい。まあ、幸せな一生を過ごせるわけはないキャラなので、今後どうなっていくかは楽しみである。一番不幸になるはずの女性が気になっていたのだけど、そこのところはなんとかスルーできた感じがする。あまり詳しく書きたくない。

     豹頭の戦士グインの一行の話は隅に追いやられている。それもよいでしょう。次巻以降は大戦争の話になりそうだから、そこでは水を得た魚のように戦士たちが大活躍するに違いない。

  • ナリス恐るべしだね。((((;゚Д゚)))))))
    レムスと対立しちゃうのかな〜

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著者プロフィール

東京都生まれ。早大卒。江戸川乱歩賞、吉川英治文学新人賞受賞。中島梓の筆名で群像新人賞受賞。『魔界水滸伝』『グイン・サーガ』等著書多数。ミュージカルの脚本・演出等、各方面でも活躍。

「2019年 『キャバレー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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