寝ながら学べる構造主義 (文春新書) [Kindle]

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     第一章 先人はこうして「地ならし」した――構造主義前史
     第二章 始祖登場―ソシュールと『一般言語学講義』
     第三章 「四銃士」活躍す その一――フーコーと系譜学的思考
     第四章 「四銃士」活躍す その二――バルトと「零度の記号」
     第五章 「四銃士」活躍す その三――レヴィ=ストロースと終わりなき贈与
     第六章 「四銃士」活躍す その四――ラカンと分析的対話

  • 「人間が「自然的存在者以上のもの」であるのは、ただ、「人為的対象を作り出した後」だけです。」

    無知は、知識の欠如ではない。知らずにいたいとする勤勉の結果。


    大衆社会は、隣の人の行動を最優先にする社会。畜群である。貴族はそこから自由。それをさらに超えたのが超人。しかし、超人は畜群がいないと成り立たない。

    命名されるまでは、存在しない。

    国王を殺そうとしたものは、政治的身体を侵そうとした行為のため残虐に殺される。その者は、マイナスの権力記号を刻まれる。

    記号とは、トイレのドアにある「紳士用」の文字。

    実存は本質に先行する。

  • まわりくどい文体にちょっとうんざり。橋爪大三郎の「はじめての構造主義」の方がわかり易い。

  • 構造主義などという言葉は,聞いたことがあるだけで,どんなことなのか知りませんでした。そこで,内田さんに案内してもらって,入門しました。
    原典の言葉→やわらかくした解説→言い得て妙のたとえ話
    このくり返しで,初めてのわたしにも,構造主義が出てくるまでの歴史的な背景も分かりました。

  • 初心者向けの解説本はかくあるべし、と思わせてくれる本。
    一度くらい、定番の構造主義の解説本を読んでみてからこの本を読んでみると、さらによいかもしれない。
    あぁ、あそこで言ってたのって(いまいちピンと来てなかったけど)こういうことかー、と理解をなぞりながらライトで照らしてくれる感じ。

  • これはちょっと内田節が過ぎるかも。構造主義は他の本で学んだほうが良いかも。

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著者プロフィール

1950年東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。神戸女学院大学を2011年3月に退官、同大学名誉教授。専門はフランス現代思想、武道論、教育論、映画論など。著書に、『街場の教育論』『増補版 街場の中国論』『街場の文体論』『街場の戦争論』『日本習合論』(以上、ミシマ社)、『私家版・ユダヤ文化論』『日本辺境論』など多数。現在、神戸市で武道と哲学のための学塾「凱風館」を主宰している。

「2023年 『日本宗教のクセ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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