- Amazon.co.jp ・電子書籍 (170ページ)
感想・レビュー・書評
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持ち運びたくてkindle版も購入。
第一章 先人はこうして「地ならし」した――構造主義前史
第二章 始祖登場―ソシュールと『一般言語学講義』
第三章 「四銃士」活躍す その一――フーコーと系譜学的思考
第四章 「四銃士」活躍す その二――バルトと「零度の記号」
第五章 「四銃士」活躍す その三――レヴィ=ストロースと終わりなき贈与
第六章 「四銃士」活躍す その四――ラカンと分析的対話詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「人間が「自然的存在者以上のもの」であるのは、ただ、「人為的対象を作り出した後」だけです。」
無知は、知識の欠如ではない。知らずにいたいとする勤勉の結果。
大衆社会は、隣の人の行動を最優先にする社会。畜群である。貴族はそこから自由。それをさらに超えたのが超人。しかし、超人は畜群がいないと成り立たない。
命名されるまでは、存在しない。
国王を殺そうとしたものは、政治的身体を侵そうとした行為のため残虐に殺される。その者は、マイナスの権力記号を刻まれる。
記号とは、トイレのドアにある「紳士用」の文字。
実存は本質に先行する。 -
まわりくどい文体にちょっとうんざり。橋爪大三郎の「はじめての構造主義」の方がわかり易い。
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構造主義などという言葉は,聞いたことがあるだけで,どんなことなのか知りませんでした。そこで,内田さんに案内してもらって,入門しました。
原典の言葉→やわらかくした解説→言い得て妙のたとえ話
このくり返しで,初めてのわたしにも,構造主義が出てくるまでの歴史的な背景も分かりました。 -
初心者向けの解説本はかくあるべし、と思わせてくれる本。
一度くらい、定番の構造主義の解説本を読んでみてからこの本を読んでみると、さらによいかもしれない。
あぁ、あそこで言ってたのって(いまいちピンと来てなかったけど)こういうことかー、と理解をなぞりながらライトで照らしてくれる感じ。 -
これはちょっと内田節が過ぎるかも。構造主義は他の本で学んだほうが良いかも。