金田一耕助ファイル7 夜歩く<金田一耕助ファイル> (角川文庫) [Kindle]
- KADOKAWA (2001年11月9日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (299ページ)
感想・レビュー・書評
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古神八千代という美女。銀座での銃撃事件の回想話で始まります。彼女に宛てた手紙「ー汝夜歩くなかれ」とは何をさすのか。小金井にある元別荘【みどり御殿】を訪れると首なし殺人事件が起こります。日本刀でばっさり。館ものです!少禄大名華族の古めかしい因縁噺から始まる呪いなのか?動機は憎悪、貪欲、不倫、迷信、嫉妬? 後半、舞台は岡山県鬼首村に、旧支配地、復興した陣屋敷、雰囲気最高です。金田一の登場はここからで、探偵小説家である語り手が侮るのに反して、名推理を披露します。横溝エンターテイメントは素晴らしい。(1948年)
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タイトルはディスクン・カー、筋はクリスティ。半分くらいから怪しい気がした。
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読み終えたはず
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筋肉少女帯の曲のタイトルにもなっている、「夜歩く」。
三流探偵小説家の屋代寅太の目線で進んで行く、猟奇連続殺人事件。
これは最後で見事にひっくり返されますが、正直「そんなのアリ?」ともちらっと思います笑
あらすじすら複雑すぎてうまくまとめられないけど、夢遊病がキーポイントです。
久しぶりに一気読みした作品。 -
2014年12月14日読了。
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傑作とは思うけれど、トリックはちょい反則気味。
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金田一耕助モノ。取り立てて面白い本とも思わないが、いかにも探偵小説という感じがして良い。佝、キャバレー「花」、拳銃、日本刀、首なし死体、近親相姦、夢遊病、精力剤といったおどろおどろしい単語がページをにぎわす。「本陣殺人事件」「八つ墓村」「獄門島」に比べれば、サスペンスの要素は落ちるが、娯楽性は決して低くない。
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未読だった金田一モノ。
前半はイマイチ。坂口安吾の『不連続殺人事件』にも共通するような露悪趣味がいただけない(たぶん、これは単純にワタシの好みではないだけだと思うけど)。
・・・けど、後半、金田一が出てくるところあたりから俄然面白くなってくる。ミステリとしての論理も整然としているし、磯川警部にもまた会えて嬉しかった。
乱視になるんじゃないかと心配しつつトレッドミルの上でもせっせと読書したせいか、あっという間に読了。
やっぱり金田一モノはいいなぁ。って、さて、次は何を読もうか。