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感想・レビュー・書評
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(2022/357)大戦末期、現在の台湾領海内で米軍に撃沈された弥勒丸(軍に徴用された豪華客船)を引き上げんとする台湾人。資金拠出を持ちかけられたヤクザのフロント企業。当時の弥勒丸に直接・間接的に関係した生存者。当時の様子の描写と現代とを行き来しながら展開する。前半の上巻は、まだまだ引き上げ云々の前に、当時起こったことを明らかにしていくパート。引き込まれる。
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金融屋の軽部順一と日比野善政は不思議な老人の宋英明からとんでもない依頼を受けた。台湾海峡に沈んでいる旧帝国海運の弥勒丸を引き上げる資金を調達したいと。中華民国政府に関係していると宋老人は言うが、二人には俄かには信じられなかった。しかし、九洋物産と代議士にも話が行っていると聞くと、彼らは、その真偽の調査に取り掛かった。
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