すべてがFになる THE PERFECT INSIDER S&Mシリーズ (講談社文庫) [Kindle]
- 講談社 (1998年12月15日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (434ページ)
感想・レビュー・書評
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天才ゆえに許される一言。
「会話に、そのような導入部は不要です。接続詞もいりません。脈絡というものには興味がありませんから」p13。
ただ、天才以外にもこの一言が許されるのは信愛なのかも。(相手に興味を持ち、本気で聞いて理解しようとする心)
脈絡なく伝えられる関係。
きっと正解じゃないけれど、そんな関係も素敵だな。 -
最初に読んだ時は、結構衝撃があったなぁと思うのだけど、特に衝撃があったのか思い出せない。
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犀川先生や、真賀田四季の哲学的な言葉や、考え方、そんな考え方普通はしないよね?と思いつつ、納得させられてしまう。なるほど!と。
密室である真賀田四季の部屋からウェディングドレスを着て出できた死体。犯人は誰?
とにかく、ノンストップで夢中で読んだ。
プログラミングの専門用語なども出てくるが、知識がなくても楽しめると思う。
四季博士については謎が多く、もっと知りたい!と思うので、シリーズを追いかけて、せめて四季シリーズまでは読みたい。 -
おもしろかったがわからないところがたくさんあるー!!25年前に書かれた本とは思えないほど未来的で、特にVRカートなんて当時は想像の斜め上だったんだろうなあ。最初の章は??だらけだったけど、大学が舞台になってから身近に感じられてどんどん読み進めた。不気味なシーンも多いけど楽しめます。他の本も読もう!
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久しぶりに読むことに没頭した。面白かった。
この作品は1996年?ごろに書かれたもの。当時のパソコンだとか照明(蛍光灯でLEDではない)とか生活環境などが思い出される。高価なマックを使っていたのもこの頃。しかし、ストーリーの中に出てくるものの考え方や近未来への洞察力は強烈で冷静な分析に基づくもの。ものすごいものがある。2022年の今、四半世紀を経ても科学技術に関するモノの見方や考え方が全く色褪せていない。とても良い時間を読書で過ごすことができた。今回が彼の著作を読む初回だとは、もったいない時間の使い方をしてしまったものだ。