考えるヒント2 [Kindle]

著者 :
  • 文藝春秋
4.25
  • (2)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 38
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (179ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 第二巻では、荻生徂徠の弁明や福沢諭吉の実学をテキストに、学術が如何に実生活に寄与すべきか あるいは、哲学という「方法の話(デカルトのLe Discourse de la Methodeの邦題を著者が提案するもの)」の立ち位置について考察が展開されている。

    本居宣長によれば、「考える」の語源は「かんがふ」「かむかふ」で、もともと「迎える」という言葉であるそう。「かれとこれとを、相迎えて思い巡らす」即ち比較して意見を模索するだった、というのは、凄く腹に落ちます。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

小林秀雄
一九〇二(明治三五)年、東京生まれ。文芸評論家。東京帝国大学仏文科卒業。二九(昭和四)年、雑誌『改造』の懸賞評論に「様々なる意匠」が二席入選し、批評活動に入る。第二次大戦中は古典に関する随想を執筆。七七年、大作『本居宣長』(日本文学大賞)を刊行。その他の著書に『無常といふ事』『モオツァルト』『ゴッホの手紙』『近代絵画』(野間文芸賞)など。六七年、文化勲章受章。八三(昭和五八)年、死去。

「2022年 『戦争について』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小林秀雄の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×