脳男 (講談社文庫) [Kindle]

著者 :
  • 講談社
3.26
  • (3)
  • (9)
  • (17)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 77
感想 : 10
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (384ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 爆弾魔と感情がなく機械のように精密な男の対決を描く。

    脳男の設定はなかなかおもしろく、底知れない人物像に興味を惹かれたが、脳男の調査に本編の3分の2ぐらい使ってるためかクライマックスの盛り上がりが足りてない。

    それでも映画よりかは全然読める代物なので、損ではないぐらいか。

  • 設定と表紙のインパクトで期待しすぎたか。面白くないわけじゃないんだけど、敵のラスボス感がなさ過ぎるのと、そもそも続く前提があまり好きじゃない。も少し脳男の特殊っぷりを追い込んで描写して欲しかった、惜しい。

  • 「脳男」(首藤瓜於)電子書籍版を読んだ。面白い。かなり面白い。最後の最後まで読む者の魂をわしづかみにして離しません。私は即、続編を購入しました。

  • 何だか、漠然としたお話でした。
    脳男について、解き明かしたい大きな謎が潜んでいるわけでもなかったし、連続爆弾魔の緑川を捕まえることと、どちらをメインにしたかったのか、イマイチ中途半端だったような。だったので、ラストがああいう結末でもあまり驚いたり感心することがありませんでした。
    しかし、最後まで苦も無く読み続けられたのも事実でして、面白かったのか否か、振り返っては頭を抱えるような感じです。
    続編があるみたいだけど・・脳男の今後の行動に惹かれるものがあるような無いような。

  • ふーん。なるほど~。と唸ってしまう話でした~。
    話の設定はとっても面白かった。

    最近はじわじわとスローテンポで、いつになったら盛り上がるのかジリジリしたけど、病院でのシーンは面白かったよ。
    真梨子の精神分析は、とっても分かりやすく興味のある内容だった。
    サイコロジカルミステリーと
    言っていいのかな。

    ホントに、鈴木一郎のような人間がこの世の中にいるのかな~?
    自我が芽生え始めた一郎は、これからどうなっていくのか、興味ある。

    いや~~。それにしても、変わった名前の登場人物ばかりで読み方を覚えるのが大変でした。(笑)

  • 映画の予告しか知識がないまま読みましたが、終盤の女の子を救出する場面はドキドキしました。続編があるのですね。

  • 非常に惜しい作品ですね。
    キャラクターの色が薄く、何も語られないまま終わっています。

    もっと細かく各キャラクターが語られれば、感情移入し良い作品になったと思います。

    ストーリーは良いのだが、結局何なのか意味不明。

  • 登場人物の名前が茶屋、緑川、黒田、浅黄など色に関係するものだったり、主人公は大富豪の孫だったり、リアリティがありそうでまったくないこの奇妙さは、マーベル・コミックスの日本版といった感じとでも言えばいいのだろうか。さしずめ《ブレインマン ~誕生編~》とてもいった趣(笑)

  • 映画化で話題作としてトップに出てたのでつられて買ってみた。表紙とタイトルが怖いけどサラっと読める。設定の都合上致し方ない部分かもしれないけど、終盤が薄い。そのあたりが惜しい。そして続編フラグを立ててあるのがまた。

  • 脳男の設定が、ドラマに活かし切れていない気がする。それともこの本は脳男2への序章に過ぎないのかしら。気になるなら続きをどうぞ、的な終わり方だったけれど、私はもう結構です。

全10件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1956年栃木県生まれ、上智大学法学部卒。会社勤務等を経て、2000年に『脳男』で第46回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。他著に『事故係 生稲昇太の多感』『刑事の墓場』『指し手の顔 脳男2』『刑事のはらわた』『大幽霊烏賊 名探偵面鏡真澄』がある。


「2021年 『ブックキーパー 脳男』 で使われていた紹介文から引用しています。」

首藤瓜於の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×