畑村式「わかる」技術 (講談社現代新書) [Kindle]

著者 :
  • 講談社
3.78
  • (6)
  • (3)
  • (8)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 110
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (177ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「わかる」は、これまで理解していることのテンプレートとの一致を理解すること、というのは納得感があった。新しい概念には、今理解している事象から上位概念に上って意識していきたい

  • わかるとはどういうことか。という点に絞った内容。第一章のみ読めばその本質は得られる。全体的に蛇足な部分が多い気がするが、本書を読んで良かったと思える。

  • ・わかるとは構造化すること
    ・暗記も重要、暗記してないとダメ
    ・教えられるものではない。構造化して課題を特定する訓練を積むことでしか身に付かない
    ・話が面白い人は構造化できている人

  • すぐに「分からない」と判断して答えを見てしまう自分。
    子供の頃からテストのための勉強をしていると、その思考になってしまう。
    仕事する上で答えのない、自分で創造しなければならない場面では通用しない。
    全体構造を理解し、どのような要素で成り立っているか。
    自分でテンプレートを作り出すトレーニングが必要だと改心させられた一冊。

  • 【メモ】
    ・世の中のすべての事象はいくつかの「要素」が絡み合う形で、ある「構造」をつくりだしている。ひとつの「構造」しかない単純なものは珍しく、多くの場合は異なる「構造」がいくつかまとまる形で成り立っている

    ・ある事象を見たとき、その事象の要素と構造が自分の頭の中のテンプレートと一致した瞬間に、人はそのことを「わかった」と感じるようになる

  • 自分が理解したことを相手にわかりやすく伝えようとするが、なかなか伝わらないことがある。
    多くの場合、話を聞いている側にそのことP柄を理解するためのテンプレートが無いことで起こる。

  • 東大名誉教授が書かれた「わかる」についての本
    「わかる」の仕組みと重要性、どうやったらわかるようになるか、が見事に言語化されてて、参考になる


    印象的だったのは、
    ・「わかる」力を鍛えるために自分の尺度を持つ、定量化の癖をつける
    ・面白い人の話し方をそのまま話しても伝わらない。内容の上位概念を理解して聞き手にも分かるように話して始めて理解される
    かな

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

1941年東京生まれ。東京大学工学部機械工学科修士課程修了。東京大学名誉教授。工学博士。専門は失敗学、創造的設計論、知能化加工学、ナノ・マイクロ加工学。2001年より畑村創造工学研究所を主 宰。2002年にNPO法人「失敗学会」を、2007年に「危険学プロジェクト」を立ち上げる。著書に『図解 使える失敗学』(KADOKAWA)、『失敗学のすすめ』『創造学のすすめ』(講談社)『技術の創造と設計』(岩波書店)、『続・実際の設計』(日刊工業新聞社)『3現で学んだ危険学』(畑村創造工学研究所)など。

「2022年 『やらかした時にどうするか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

畑村洋太郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×