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感想・レビュー・書評
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読んだきっかけ:
東洋的諦観について調べてたら行き着いた作家
あらすじ:
山村暮鳥の短編集
感想:
非現実的で鬱屈として少し寒い文体。終盤に「いちめんのなのはな」で有名な風景・純銀もざいくを収録。旧字体の言葉と詩的な比喩表現が相乗効果を生み、静謐な世界観で進む短編。ロマンチックな言葉の羅列。
印象的な言葉:
「さてはかすかな愛の痙攣」
「くちつけのあとのとれもろ」
「靈魂(たましい)よ、汝の輪廓に這ひよる脆い華奢な獸の哲理を知れ。」
「靡爛せる淫慾の本質に湧く智慧。溺れて、自らの胡弓をわすれよ。わたしの祕密は蕊の中から宇宙を抱いてよろめき伸びあがる、かんばしく。」
「いちめんのなのはな いちめんのなのはな…」
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静謐、ロマンチック詳細をみるコメント0件をすべて表示
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