古事記物語 [Kindle]

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  • 2012年10月1日発売
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感想・レビュー・書評

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  • おしりにしっぽがついた人たち、鍵穴から出入りする神、ワニ、八咫烏など、おもしろキャラがどんどんと登場する一方で、権力者が美しい娘や権力の座をめぐり、殺し合い続ける現実的な世界。草薙や焼津がヤマトタケルの逸話に基づいた名だとは、知りませんでした。新羅に攻め込んだとの記述があるのも知っていたけれど、何度も貢物を受け取っていたなどというくだりも新発見。面白かった。

  • 流石に読むのはかなり時間がかかりましたが、読んで良かったと思える本でした。

  • 子どもが受験で日本史を勉強しているので読んでみました。知ってる話も初めての話も含めて面白かった。神や人は殺されすぎだけど。

  • 神話は不思議な話として読めるが、後半はとりとめなく…これといった感情も湧き上がらない話だった。

  • 物語調でとても読みやすい。初めて古事記の全体像がわかった。

  • 天皇からの勅令によって編纂されたらしいが、話は脈略無く進むし、中盤からは殺し合いを含んだ権力闘争の話が色濃い。これを日本の成り立ちを書き記したものとして、素直に受け取っていいものなのか。

    結局、日本民族がどのようになりたってきたのかは、今となっては、正確に知ることができないだけに、ロマンがある。

  • 面白い。結構乱暴な話もある。
    昔の人はこんな話を読み聞かせされながら育ったのだろうか?

  • Kindleの無料シリーズにあり、今度伊勢神宮に行くし、お復習のつもりで読了。
    国造り、天岩戸、八俣の大蛇、因幡の白兎、懐かしい…。
    一通り読んで思ったのは、古事記の中の神々の話のキーポイントは兄弟だということ。親や嫁もあるけど、物語の肝要なところは兄弟である。
    また、読んでいてしっくり来るところもあれば、『えっ、そんなんで殺しちゃうの?!』と言うような理解不能なシチュエーションもあり、大和民族は何によって今日の姿になったのか考えさせられた。これはこのあとに続く仏教文化の伝来が重要なターニングポイントになるのだろう。
    神宮の神事は1300年も続いている。異文化を取り込みつつも、originを見失わない日本人、強かだなあ。

  • 1.ギリシア神話みたいで、よかったです。
    2. 時代の最初の方から、書いてあるのがので分かりやすかったです。
    3.最後の所に、本の文字を修正したのが、書いてあってオススメです。
         ぜひ、読んでみて下さい。

  • これは抄訳なのかな?継体天皇のあたりを読みたかったが省略されていて残念。歴代天皇の戦術が基本的にだまし討ちなのに苦笑いしちゃう。

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著者プロフィール

童話作家。明治15年生まれ。夏目漱石の推薦で短編「千鳥」を発表しデビュー。「赤い鳥」を創刊し、数多くの童話を発表する。坪田譲二や与田準一など多くの児童文学者を育てる。

「2003年 『新版 古事記物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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