シンメトリー 警部補 姫川玲子 (光文社文庫) [Kindle]

著者 :
  • 光文社
3.67
  • (5)
  • (20)
  • (20)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 217
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (253ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  姫川警部補の魅力の好感度が、ますます上がる短編集。竹内結子の演技で、ウリをしている女子高生への、説教というか演説を見てみたい。

  • 短編集なのでテンポ良く読み進められました。玲子主任の犯罪者に近い立ち位置は、犯罪を暴く上では有利だと思いますが、いつか彼女があちら側に引きずられないか心配です。みんなに心配されて、支えられていることをいつかきちんと気付けるといいですね。菊田とのほのかな恋愛がかわいくてほほえましい。いつかくっついてほしいけど、このままずっとモダモダしててほしい気持ちもあります。

  • (電子書籍の方を登録したが、実際に読んだのは紙の文庫)
    姫川玲子のでてくる警察小説の短編集。
    短編集は嫌いなのだが、間違って購入。
    姫川が男社会の警察の中で、女性だということでやりにくさを感じる場面もよく描かれていたし、犯人側の心理も描かれていて読んでいて面白かった。

  • 再読。短編集。
    自分が本作に感じたのは、作者の「読み手の感情を揺り動かしていくぞ」という決意表明めいたメッセージでした。というのも全ての短編に一貫して、そこに良し悪し問わず一石を投じようという意図が透けて見えたからです。
    それが強引というか多少あざとさを感じるものもあり、だからこそむしろ強い意図として感じるのでした。
    それは過去2作の痛々シーンからも読み取ることができますが、この感性は自分が物語に求めるものとも合致しており、そこが面白く感じさせてるんだろうなぁ、と得心した次第。
    今後が益々楽しみになる一冊でした。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

誉田哲也
1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。主なシリーズとして、『ジウⅠ・Ⅱ・Ⅲ』に始まり『国境事変』『ハング』『歌舞伎町セブン』『歌舞伎町ダムド』『ノワール 硝子の太陽』と続く〈ジウ〉サーガ、『ストロベリーナイト』から『ルージュ 硝子の太陽』まで続く〈姫川玲子〉シリーズ、『武士道シックスティーン』などの〈武士道〉シリーズ、『ドルチェ』など〈魚住久江〉シリーズ等があり、映像化作品も多い。

「2023年 『ジウX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

誉田哲也の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×