浜村渚の計算ノート (講談社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • あまり惹かれず。

  • ※この本は途中で挫折しました


    話の冒頭、主人公の少女が"数学が得意な協力者"として"警視庁"に現れる。こんな子どもが役に立つのかと本部長以下刑事たちは馬鹿にするのだが……。

    よくある話の流れではある。
    だが『大人が子どもを馬鹿にする。しかも警察官が子ども本人に向かって公然と口にし、それを上司含めて誰もたしなめない』のはどうかと思う。加えて天下の警視庁が協力者に対してこの態度なのだ。現実なら炎上モノである。

    子どもを馬鹿にする大人や組織など存在しないと考えているわけではない。公明正大を求められる職業人にこんな事をやらせるなら、先に「この組織腐ってますよ」的な説明が必要だろう。それかイヤミな警官は一人に絞って、周囲の同僚、特に上司は止めに入れ。

  • 小学校高学年の娘と一緒に読んでいます。
    話の大枠は、実際にはありえない事でしょうけれど、細々と出てくる算数•数学の理論は実際にあるもので、空想と現実が上手く絡み合っている話だなと感じます。
    主人公だけでなく、警察のメンバーの個性も憎めない可愛らしさがあり、応援したくなります。
    私は数学が好きなので、理論や定理も面白いですが、数学が根っから嫌いという方は読むのが大変かもしれません。

  • 昔、「青い三角定規」という音楽グループがいたことを思い出した。

  • 謎解き小説。警察が天才的数学得意な一中学生に捜査協力を依頼して犯人を突き止める話。数学が苦手な人も楽しく読める。本格的推理小説ではないが、一冊で4エピソードが入っていて面白くあっという間に読んだ。続きがあるらしく、ラスボスまでは追い詰めずに一冊終了。

  • 2023/7/22 Amazon より講談社夏電書2023講談社文庫ALL99円フェアにて99円でDL購入。

  • 数学をテーマにしたラノベ。
    設定はラノベらしく数学者のテロリスト対数学大好き中学生で分かりやすく、さらっと読めた。

  • 久しぶりに紙媒体。
    中学生の息子に、と思い買った本を私がまず読んだ。
    数学というと難しいけれど、実は生活に身近にあって考えてると楽しいものだと思う。

    主人公浜村渚は、難しい問題もすらすら解いていく。数学の内容はよく分からないけれど、爽快感が得られる小説。
    もちろん、数学っておもしろいかも!とも思える。

  • 数学の話が所々で出てくるが分からなくてもストーリーの理解には影響がないし分かればより楽しめる。文章自体はとても読みやすい。シリーズになっているので続きが気になる。

  • 数学を軸にテロ組織と戦う。親玉がいて、毎回手下と戦う構図が、本作のややトロンとした雰囲気と相まって、タイムボカンシリーズを思い出させる。ちゃんと数学のアイデアに拠っていても、語り手の武藤刑事に数学的な素養がないという設定のために、数学アレルギーでも投げ出さないで済むだろうなと思う程度にうまく中和されていて読みやすい。ただ、一話一話のミステリとしては相当に軽い感じで、そこもタイムボカンシリーズを想起させた一因。人気でシリーズ化されているようだけど、僕の好みよりちょっと軽過ぎるかなぁ。

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著者プロフィール

1980年千葉県生まれ。2009年『浜村渚の計算ノート』で第三回講談社birth小説部門を受賞しデビュー。「ブタカン」「西川麻子」「猫河原家の人びと」などシリーズ多数。2019年刊行の『むかしむかしあるところに、死体がありました。』が各ミステリーランキングや書店年間ランキングにランクインし、本屋大賞にもノミネートされた。

「2023年 『あかがみんは脱出できない(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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