佐藤可士和の超整理術 (日経ビジネス人文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 彼の物事の整理方法は自分の仕事の進め方の土台となっている。

  • 理論はわかった。実践がやはり難しい。

  • 学生時代に一度読んだこの本を、社会人になった今再読してみたら、ビジネスの観点から見てとても示唆に富んだ本だと思った。この本の主張は、仕事における問題発見、問題解決のための非常に重要なヒントがぎっしり詰まっており、むしろビジネスのみならず私生活にも多いに役立てることのできる知恵がたくさん盛り込まれている。また、一つ一つの事例も面白く、同時に全体の文章がコンパクトにまとまっていて、非常に読みやすい本でもあった。
    ただ、筆者も言及しているが、目的がなければ整理はすべきでないと思った。何故ならば、整理自体がコストになるからだ。筆者の極端な「軽装」も、そこまで価値を感じないのであればするべきではない。そういった意味で、一人一人が各々の目的に沿った自分なりの整理をするのが良いと思う。

  • まずは仕事を始める前に整理をする
    そうすることによって
    気が散らずに集中することができる
    この当たり前だけれどもきづかなかったことに
    気づかせてもらえた一冊。

    捨ててしまっても困ったことはない、ということが印象的だった。

    また、佐藤さんが扱ったデザインの事例についても書かれている。

  • ユニクロ、ツタヤ、キリン、楽天のトータルブランディングを手がける佐藤可士和の整理術本。トータルブランディングといっても、ロゴのデザインのようなグラフィックデザインから建物の設計まで多岐にわたる。共通することはその企業やブランドがどうみてもらえるかということ。

    つまり広告をみているひとにわかりやすく、発信する側もきちんとそれを理解できているように「整理すること」

    そう、佐藤はその仕事を「整理する」と、位置づける。クライアントを問診し、問題点を把握し、的確に整理していくことでわかりやすく、伝わりやすいブランドイメージを築ける。

    そして、そのためには普段の整理整頓が大事。普段の整理整頓をしていることで仕事の効率が上がり、

    整理整頓を義務感でやるのではなく、やりたいことを明確にするためや、仕事の効率向上という面白さを感じながらやってはどうかと佐藤は提案している。

    普段はわからないブランディングやデザインの裏側を見ることができる良書。

  • 超整理術とは「空間」「情報」「思考」の整理。身の回りの物理的なモノの整理、情報の整理、目に見えない頭の中にある考えを見える形にする事。
    彼のクリエイティブワークの基礎は全てこれら整理によって成り立っていることが本著でわかります。

  • タイトルを見て、ハウツー本と勘違いしていたのですが、ビジネス小説感覚で一気に読みきってしまいました。アートディレクターの方の本というと、感性の世界を想像しがちだが、コミュニケーションをデザインする視点で課題にアプローチし、「空間」「情報」「思考」を整理し、物事を抽象化しつつ、シンプルに、本質に近づこうとする論理的な視点は、色々と応用出来る思考回路だと感心しました。いい意味で予想を裏切られた点で星5つです。(^^)

著者プロフィール

■佐藤 可士和(サトウ カシワ)
クリエイティブディレクター。博報堂を経て「SAMURAI」設立。
主な仕事に国立新美術館のシンボルマークデザイン、ユニクロ、楽天グループのブランドクリエイティブディレクション、「カップヌードルミュージアム」「ふじようちえん」のトータルプロデュースなど。
近年は武田グローバル本社、日清食品関西新工場など大規模な空間デザインプロジェクトにも多く従事。
文化庁文化交流使(2016年度)、慶應義塾大学特別招聘教授(2012-2020年)毎日デザイン賞ほか多数受賞。
2021 年春に国立新美術館で「佐藤可士和展」を開催予定。

「2021年 『佐藤可士和の対話ノート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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