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感想・レビュー・書評
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タイトルから受けたイメージは、速読などに応用できる自己啓発ハックを集めたような本かと思ったのですが、内容は本格的なビジネスの考え方の講義でした。新入社員教育や社員教育にも使えそう。
(紙版もあるでよ)
https://booklog.jp/item/1/479932232X詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
言語化することや自分と違う考え方を受け入れる大切さに納得した。言語化は自分の中で課題意識を持っていたので下記の部分が特に心に響いた。
言葉にする力は、思考の基礎体力といえる。なぜなら、人は言葉で思考するからだ。「なんとなく」は思考の手前で止まっている証拠だ。そこから一歩踏み出して言葉にすることで、頭が猛烈に動き始める。感覚を言語化することは、相当頭を酷使しなければできないことなのだ。 -
問題解決するためには、優れた解決方法を考え出すことが重要であると思われがちだが、実際は違う。
問題を解決するのではなく、その問題はどういう意味なのか?問題を問題にしなくするにはどうすればいいのか?
問題を把握することが、実はいちばんむずかしく、そして、もっとも大事なことである。 -
頭に入れておくポイント
①基本中の基本ともいえるのは「当事者意識をもつ」
→これがすべての出発点であり、一丁目一番地。
②頭の回転が速い人は、今の仕事にベストな解は存在しないことを理解している。あるのは、「ベストな解」でなく、「最高のベター」である。
→制約条件の中でどれがベターがを考える。考えるにはパラメータを増やす。
③「やろう、やろう」と思っているのに、なかなか始められないのか。逆説的だが、それは「やろう、やろう」と思っているから。
→やり始めることで『やる気』が出る」のであって、やり始める前にやる気がないのは当然
④問題とは現象。問題という現象が起こったとき、その現象を表面的に修正しても、根本的な原因は解決しない。本質的な解決策を見つけるためには、原因を探り、根本的な改善策を見出す必要がある。
→原因を見つけ無い限り問題は解決しない。
⑤メタ化のコツはリアルタイム性。目の前で起こっていることを、常に「これはどういう学びになるか」とリアルタイムに考えてみよう。でなければ、すぐに忘れてしまう。
→抽象化するにはなぜ?で深掘り -
一年後にまた読む
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