古事記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川ソフィア文庫) [Kindle]

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制作 : 角川書店 
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感想・レビュー・書評

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  • 「古典を難しく感じるのは、時代背景が分からないと作品の内容が理解できないところにある。ビギナーズ・クラシックスシリーズでは古典の原文→その現代語訳→さらにその部分の解説という構成になっているので、当時の風習などを理解しつつ、原文の雰囲気を味わいながら古典に親しむことが出来る。」
    (大居雄一『身になる読書術』の紹介より。

  • 知っているようで知らない。思えばちゃんと読んだことのなかった古事記。カタカナの長い名前の神様の名前はなかなか頭に入らないけれど、原文の書き下し文と通釈とで構成されて、読みやすくなっている。
    原文は声に出して読むと良いかもしれない。

    それにしてもカタカナの名前はなかなか頭に入ってこないのが難点。
    それでも興味深く読むことができる。
    繰り返し読みたい。

    古くからの事を記したもの。一般的に「こじき」と音読しているけれど、読みは指定されていないため「ふることぶみ」と読む学者もいる。
    古典に登場する名前も同様だが、どちらとも決めかねる場合には音読するという慣習があり「こじき」と読むのか現状。
    「ふることぶみ」悪くない。などと思う。

  • ・奈良ってお墓ばかりだな⁈
    (陵ってお墓で良い?)
    ・なんか京都って歴史ありますって偉そうにしてるけど、実は九州とかの方がすごくない?
    ・愛媛ってずいぶん由緒正しい県名だったんだな。
    ・サオビメとサオビコ、てっきり近親相姦かと思った。
    ・軽太子と軽大郎女のエピソード
    「近親相姦と言う許されぬ恋だから同情に値しない事件といえる」(p.198)
    同情に値するかどうかの判断基準おかしくない?
    「同母・異母の兄弟・姉妹がいっしょに暮らす生活環境が、事件を誘発する危険を秘めているのである」(p.199)
    これも、この書き方だと現代の一般家庭もそうじゃん。と言うか異母間ならOKの時代じゃなかったか?
    ・「『古事記』のみならず古典文芸における叔母の地位は、実母よりもはるかに重いものがある。」(p.141)
    他の古典文芸の例も一つぐらい載せといてよ!そうなの?そんなの知らないよ?て言うか、あれじゃないの?母は嫁って言うか子供を産むための女性で、叔母は「家」「父の家」の女性だから(母方の叔母は含まない)とかそう言うことじゃないの??て言うか、なんで伯母じゃなくて叔母限定なんだ?と、そこまで考えたところでひらめく!これあれじゃないの?「いものちから」ってやつじゃないの⁈えー、妹はお兄ちゃんの息子まで助けなきゃいけないの?
    とググったところで勘違いを知る。この場合の「妹」って自分より後に生まれた女きょうだいのことじゃないのね。母とか姉とか従姉妹とか妻も含む親族女性のことなのね。一つ賢くなったぜ。

  • 100分で名著の面白さ以上をすくい取れなかった。

  • このシリーズは賛否両論あるとの事だが、手軽に古典に触れるだけならば問題はないと思われる。意外とはっきりした表現も多く、当時の人も今の人とさして変わらないのではないかと錯覚させられる。ドロドロ感は昼ドラのようで、割と楽しめた。日本書紀と比較すると面白い発見がありそうだが、このシリーズに日本書紀はないらしい。しかし新刊も続々と出ているそうなので、期待したいと思う。

  • 賛否両論あるんだけど、読みやすいんですよねぇ。

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