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- / ISBN・EAN: 4522178009648
感想・レビュー・書評
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グロに関してはかなり耐性があるほうなんだが、これは精神的にキツいものがあった。画面もモノクロでとにかく陰気臭く救いがない。前作のようなコメディーの要素は0。日本版の予告編を観て興味を持った方は気をつけていただきたい。海外版の予告編を併せて観ることをおすすめします。
前作を観た主人公が狂気に堕ちていくというストーリーは、まるで『ムカデ人間』は犯罪を助長する映画です!とでも言っているようで大丈夫なのかなと思ったのだが、最後まで観て、なるほどと思った。これは犯罪を助長しているどころか、メタフィクションを使って現実でここまでやれるものかというところを観客に見せつけている。『ムカデ人間2』はここまで残酷なことをやっていながら、実はアンチジェノサイド映画なのかもしれない。
主人公が発達障害を持っていることがそれとなくわかる展開だったので、なんかそういう人をこんなふうに描くのはどうなのかなって正直疑問に思ってしまった。
ただこの映画はフロイトの心理性的発達理論の肛門期の暗喩を描きたかったのかなと感じたので、そのためには幼児性というのは必要な要素かもと同時に思ったりも。
まあ観る人を選ぶ映画なのでそんなにごちゃごちゃ言われたりもしないのかな。
謎のリアリティーがありながらも説明がつかない箇所も所々あって、バランスがうまいなと感心していたら、オチが……。うーん、説明がつかないところの回収ともとれるけど、わたし的には好みではなかったので、☆4にしたかったところを☆3にしました。
3もあるのか…。もうお腹いっぱいって感じだが、半年後くらいにまだ覚えてたら観るか…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1より施術シーンをちょっと細かく見せてくる作りでそれが辛い!!痛い!!
人数増えた分痛さもゴア描写も倍増です…。そして汚さも数倍という…。
女性にはキツすぎる描写もあるよー。あの車のシーンはいくら追い詰められてても母親だったらしないと思うなー。いやーしてしまうのかなー…。
主人公が親から虐待を受けて育ち母からも疎まれて異常者になってしまったぽいのでその辺を掘り下げるための演出だったのでしょうか。
子供を見捨てる母親の描写がちらほらあったので2のサブテーマは母子関係かと。
繋げるための手術の仕方も完璧に真似てやるのかと思いきや主人公案外雑!入念な下調べはなんだったんだ!笑
結局所詮真似ごとは真似ごとなんですよね。博士のように本物にはなれないのだ…だからこそ主人公の異質さが際立ってる映画でした。 -
眠くなった
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ハイター博士にあこがれるマーティンは自分の働く駐車場にくる人々を次々と倉庫に拉致していく。
マーティンは12人の人間の口と肛門をつなげたムカデ人間を作り出そうとしていた。
今回のムカデは博士がやるんじゃないので、超大雑把ムカデで痛グロ度アップ。
これは確かにモノクロじゃなきゃ描けないなぁ(^^;
1とのつなぎが笑えました。
3はどうなる!? -
1の猟奇ホラー映画の世界へ関西弁を交えたコント的な笑いとは対照的に、とことん冷たく乾いた殺戮が続く。
ホラー映画をリアルでしても、美しくはならないというのを、これでもかと描き、そこに笑いさえ生まれている。笑ってはいけないと思いつつも。
本当にリアルかといえば、チビの男一人でばれずにできるのかというと、現実にありそうだし、でも無理だとも思うが、実際にやったことはないから分からない。
1・2の日本パッケージは戦略的には成功だが、ムカデ人間そのものよりも、それを作ろうとする犯罪者の突出した演技ぶりと、変わった映画なのに変わった撮り方をせず、少しずつ観客の望むものとずらしながら全く未知の世界へ連れていってくれる監督のセンスに脱帽する、そんな作品なので、期待して手に取った人は心を鷲掴みにされるか、裏切られた気分になるか、のどちらかだと思う。 -
ムカデ人間の続編。
ムカデ人間が大好きなマーティン、完璧なムカデ人間を作りたい!三人とかじゃなく今度は12人だ!邪魔する奴はママでも殺っちゃう!そんな夢を見ている男の純情サクセスストーリー。 -
「ムカデ人間」に憧れるキモデブ!!
この映画はフィクションです!!
主人公は映画「ムカデ人間」の大ファン。
前作の博士に憧れて、実際に人を繋げてみたいと思い、あの手この手で被験者を集めていく。
かなりの悪趣味作品。ホラー映画と呼んでいいのかも微妙なとこ。
だがしかし、出来としては前作を遥かに上回っています!!
食事中には観ない方がいいですね。 -
この作品のなかで、子どもを助ける母親は誰も居ない。
それが彼の世界。