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- / ISBN・EAN: 4571147374171
感想・レビュー・書評
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山田孝之の演技は 安心してみることができる。
この作品は 秀逸 である。
山田孝之の代表作とも言えそうだ。
兄(玉山鉄二)の犯した罪に 弟として 受け入れることはできない。
しかし、現実は つねに そのことを思い知らされる。
それでも めげないで 前向きに生きて行こうとする。
自分の中に どうしようもないモノを飼っている。
それでも 前に進もうとする。
玉山鉄二の セリフがなく そして 手紙だけで伝えようとする。
その演技にも したたかさがあって・・・とてもいい。
最後の ナミダでくれる 玉山鉄二の 素直さが すべてを語る。
沢尻エリカは まるで 観音様のような
はれやかで すっきりとして 逃げない オンナ を演じ切る。
いや。はや。女優として 堂々としているよ。
杉浦直樹の会長が じつにいいなぁ。
重しがついていた。
差別のない世界などはないのだと・・・・
沢尻エリカが どうしたい?
と聞いた時に 山田孝之が 差別のない世界に行きたい
といったときに 沢尻エリカの 表情が じつにいい。
その 毅然たる顔が この作品のピークなんでしょうね。
いい映画だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
どんなことがってもやっぱり家族
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終始関西弁が気になってしょうがなかった。
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一言で言えば、犯罪者家族の差別を描いた映画。
兄は家族のための思い犯した犯罪で刑務所に入り、弟と手紙のやり取りをする。
弟は、犯罪者家族てことで、蔑視される。逃げる。逃げて逃げて、自分の居場所がない。
これ以上はネタバレか(笑)
最後のシーン、ほんの一瞬のシーンを見てたら、なんか涙出てきた。
逃げないで生きることを体現するのって、難しい。それをしてこそ生きた心地がするんだけど。
責任ってのは、人との関係の中でしか生まれんのね。
それがあるから、生きた心地があって、そのバランスを崩さないことが大事なのかなぁ。