- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988105066335
感想・レビュー・書評
-
多くの人間や動物は土地とともに生きる。
そしてそこには様々な履歴が残る。
その履歴を断ち切って必死に生きるのか。
その履歴の延長上で必死に死んでいくのか。
どちらが幸せかなんてだれにも判断できない。
そう、自分の責任においてしか決められない。
そんななか履歴を一瞬にしてはがしとってきたのが
国だとか法律だとかそういった類いのもの。
この映画では「杭」「強制退去」として表現されていた。
日本人は他力本願的、右習え的な特質がある。
マスコミもそう、真実がどうかなんて関係ない。
家族でしっかり決断して生きろ。
一歩一歩前へ。
愛さえあれば大丈夫。
ぐっとくる言葉がたくさんあった。
園子温作品は幾つか観てきたけれども、
今回のものは少し違った印象だった。
優しくも力強く、残酷な感じというよりは
哀しみの中にも幸せが垣間見えるようなそんな感じがした。
それにしても、映し出された震災時の風景は未だに心が痛む。
震災から2年と少し経った今、
改めて色んなことを考えさせられる映画だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
帰ろう、おうちへ。
-
ずっと観たかった映画。愛さえあれば何とかなる!! いい映画だね
-
この二年間で、原発「事件」で解決された問題は何ひとつない。どころか被災者へのお役所仕事のむごい仕打ちやインチキ除染での金儲けや復興予算の無駄使いや福島原発も段落していないにも関わらず他原発の再稼働や現場の作業員の健康被害や米兵の訴訟などなどますます問題は山積し続けている。
二年も経つのに復旧すらしていない地域もある。
個人なんかが出来ることは本当に僅かだけど今後も微力ながら復興に参加していきたいと、気持ちの再認識をさせてくれる作品でした。 -
3.1からちょうど2年たったこの日に、この映画を見るというのは感慨深いものがあります。これからの日本について考えさせられるいい作品です。
-
なまものだから おはやめに、そして生きてるから、見るたびに変わるし 「いま」しか見れない。焼き付けていきていきたいとおもいました。
-
133