まーくんさんの感想
2019年7月2日
山奥で車がガス欠し、ようやくたどり着いた館にはベッドと冷蔵庫だけ。冷蔵庫の中には大量のビール。 なぜこんな館が存在するのかを推理するところから始まり、背後にある事件を解決してしまう。 こうやって書いてしまうとトンデモな内容に思えるが、なかなか論理的な作品です。 シリーズもので本作は2作目。
1960年高知県生まれ。米エカード大学創作法専修卒業。 『聯殺』が第1回鮎川哲也賞の最終候補となり、1995年に『解体諸因』でデビュー。同年、『七回死んだ男』を上梓。 本格ミステリとSFの融合をはじめ、多彩な作風で次々に話題作を発表する。 近著に『夢の迷い路』、『沈黙の目撃者』、『逢魔が刻 腕貫探偵リブート』などがある。 「2023年 『夢魔の牢獄』 で使われていた紹介文から引用しています。」